心拍数と一回拍出量から血液量を読もう
このレッスンの役割
このレッスンは「心臓のつくりと血液の流れ」6レッスンの4番目です。前回は心室が血液を送り出す仕組みを学びました。今回は、心拍数と一回拍出量を使い、1分間に送り出す血液量を求めます。
知る・理解する
心拍数は1分間に心臓が拍動する回数、一回拍出量は一回の拍動で心室から送り出す血液量です。
毎分拍出量=心拍数×一回拍出量
単位も確かめます。
回/分×mL/回=mL/分
具体例で使う
安静時が70回/分、70mL/回なら、70×70=4,900mL/分、つまり約4.9L/分です。運動時が120回/分、100mL/回なら、120×100=12,000mL/分です。筋肉が必要とする酸素や養分の増加に対応できます。
別の人が150回/分でも一回拍出量が60mL/回なら、毎分拍出量は9,000mL/分です。心拍数が高いだけで、必ず最も多く送り出すとは限りません。
誤答を直して次の学びへつなげる
「心拍数=送り出した血液量」は単位が違います。回数と一回の量を掛けます。また、mLをLへ直すときは1,000で割ります。数値が増えた理由を述べるときは、心拍数と一回拍出量のどちらが変わったかを分けます。
次は、図の左右、動脈・静脈、酸素量を混同した誤答を修正します。
自分で確かめよう
確認1:80回/分、75mL/回の毎分拍出量は?
80×75=6,000mL/分、つまり6L/分です。確認2:心拍数だけで毎分拍出量を比べられる?
比べられません。一回拍出量も必要です。確認3:毎分拍出量が運動で増える意味は?
筋肉などへ酸素や養分をより多く運び、二酸化炭素などを回収しやすくします。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。