LESSON 01

動物の体と働きの入試総合

細胞から二酸化炭素・尿素が出るまでを統合しよう

「動物の体と働きの入試総合」第3段階。細胞から出る二酸化炭素と尿素を異なる出口までたどります。

細胞から二酸化炭素・尿素が出るまでを統合しよう

このレッスンの役割

このレッスンは6レッスンの3番目です。前回は細胞へ入る養分と酸素を追いました。今回は細胞の生命活動に伴って生じる不要物を、種類に応じて肺または腎臓までたどります。

知る・理解する

細胞で生じた二酸化炭素は血液へ入り、静脈から心臓へ戻ります。肺循環で肺へ送られ、肺の毛細血管から肺胞へ移り、呼気として体外へ出ます。

タンパク質の分解に伴って生じるアンモニアは有害です。血液で肝臓へ運ばれ、害の少ない尿素へ変えられます。尿素は血液で腎臓へ運ばれ、血液から取り除かれて尿に含まれます。尿は尿管、ぼうこう、尿道を経て体外へ出ます。

細胞から二酸化炭素と尿素が出る二つの経路細胞から血液へ入った二酸化炭素は肺から、アンモニアは肝臓で尿素へ変えられ腎臓と尿を通って体外へ出る。細胞不要物が生じる血液運ぶCO₂を呼気へ肝臓尿素へ変換腎臓尿へ移すCO₂アンモニア→尿→体外

具体例で使う

ある器官Xを通過後に血液中の二酸化炭素が減ったなら、Xは肺の可能性があります。器官Yでアンモニアが減り尿素が増えたならYは肝臓、器官Zを通過後に血液中の尿素が減って尿に現れたならZは腎臓と推定できます。

同じ「不要物」でも、物質の性質と器官の役割によって出口が異なります。

誤答を直して次の学びへつなげる

「不要物はすべて腎臓へ行く」は誤りです。二酸化炭素は主に肺から出ます。また腎臓がアンモニアを尿素へ変えるのではなく、肝臓が変換し、腎臓が尿素を血液から除きます。

次は運動という条件変化を使い、細胞の活動、呼吸、心拍、血液中の物質量を因果で結びます。

自分で確かめよう

確認1:二酸化炭素の主な出口は?肺です。
確認2:アンモニアを尿素へ変える器官は?肝臓です。
確認3:尿素を血液から取り除く器官は?腎臓です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。