反射の経路を脊髄中心にたどろう
このレッスンの役割
このレッスンは6レッスンの2番目です。前回見分けた反射を、神経の経路として説明します。中心技能は、皮膚から筋肉までの信号を脊髄で折り返す順路としてたどることです。
知る・理解する
熱い物に触れて手を引く反射では、皮膚の感覚器官→感覚神経→脊髄→運動神経→腕の筋肉という順に信号が進みます。脊髄は脳とともに中枢神経に含まれます。
筋肉へ向かう信号が脊髄から出る一方、刺激の情報は大脳へも伝わります。そのため手を引いた後またはほぼ同時に「熱い」と意識します。「反射では脳へ何も伝わらない」という意味ではありません。
具体例で使う
経路図でAが皮膚から脊髄へ向かうならAは感覚神経、Bが脊髄から筋肉へ向かうならBは運動神経です。脊髄から大脳へ向かう別の矢印は、反応後に刺激を意識する経路を表します。
反射の経路も感覚器官・感覚神経・中枢神経・運動神経・筋肉という基本役割を使っています。違いは、筋肉へ出す信号が大脳での意識的判断を待たず、脊髄を中心に進む点です。
誤答を直して次の学びへつなげる
「反射は中枢神経を通らない」は誤りです。脊髄も中枢神経です。また「大脳へ情報が届かない」も誤りで、反応を起こす経路とは別に情報が伝わります。
次は、反射と意識的な反応を同じ図に重ね、どこが共通しどこが違うかを比較します。
自分で確かめよう
確認1:手を引く反射の経路は?
皮膚の感覚器官→感覚神経→脊髄→運動神経→筋肉です。確認2:脊髄は中枢神経?
はい。脳と脊髄を合わせて中枢神経といいます。確認3:反射の情報は大脳へ届かない?
届きます。筋肉への反応が大脳の意識的判断を待たずに進みます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。