未知の植物呼吸実験を対照と収支で説明しよう
このレッスンの役割
このセクションの最後に、暗所の気体変化、発芽種子の温度、酸素消費量を組み合わせた初見資料を読みます。
目標は、各資料が呼吸の材料・生成物・エネルギーのどれを示すか分類し、対照と単位を含む入試記述をつくることです。
知る・理解する
初見の植物呼吸実験は次の順で読みます。
- 生きた植物・発芽種子と、植物なし・加熱種子の対照を確認する。
- 明所か暗所かを見て、光合成の影響を判断する。
- 測定対象がO₂、CO₂、温度のどれか決める。
- 質量と時間が違えば、1 g・1時間当たりへ直す。
- 観察した証拠の範囲で、呼吸のどの側面が分かるか述べる。
具体例で使う
発芽種子ありの暗所容器ではO₂が減りCO₂が増え、温度が4℃上昇しました。加熱種子の対照では気体も温度もほぼ変わりませんでした。
記述は「生きた発芽種子を入れた容器だけで酸素減少、二酸化炭素増加、温度上昇が見られたため、発芽種子は養分と酸素を使う呼吸を行い、二酸化炭素を出すとともにエネルギーの一部を熱として放出した」とまとめます。
誤答を直して次の学びへつなげる
CO₂増加だけから「酸素も必ず同じ体積だけ減った」とまでは言えません。測っていない量や等量関係を勝手に加えないことが大切です。
また、対照がなければ室温や微生物の影響を除けません。次の統合セクションでは、呼吸・光合成・蒸散を昼夜と環境条件で一つの収支へまとめます。
自分で確かめよう
確認1:加熱種子の対照は何を除く?
容器や外気による変化を比べ、生きた種子の生命活動による変化かを確かめます。確認2:三つの証拠を呼吸へ対応させよう。
O₂減少は材料、CO₂増加は生成物、温度上昇はエネルギーの一部が熱になった証拠です。確認3:測っていない量について何に注意する?
資料にない等量関係や変化量を断定せず、直接測った範囲で結論を書きます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。