根の先端から根毛までを位置で見分けよう
このレッスンの役割
前のセクションでは、植物全体を流れる水の入口が根であると学びました。ここからは根を詳しく見ます。最初に、根のどの部分にも同じつくりがあるわけではないことを押さえます。
目標は、根の先端・成長する部分・根毛のある部分を位置で区別し、それぞれの役割を説明することです。
知る・理解する
根の最も先端には根冠があり、土の中を伸びるときに内側の細胞を守ります。その少し上には細胞分裂や細胞の伸長が盛んな部分があり、根を長くします。さらに上の、成長して形が落ち着いた表皮には多数の根毛があります。
根毛が先端そのものにないのは、先端は土とこすれながら進み、細胞が成長中だからです。少し上の安定した部分に根毛ができることで、土の粒の間へ広がって水と触れられます。
具体例で使う
発芽したばかりのダイコンを水で洗うと、根の途中に白い綿のような部分が見えることがあります。かびと間違えやすいですが、根に沿って一定の範囲に細い毛が並び、拡大すると一本一本が根の表面から伸びていれば根毛です。
観察では、根を強くこすると根毛が取れてしまいます。水中でそっと扱い、根の先端からどれくらい離れた位置にあるかを記録します。位置は構造を見分ける重要な証拠です。
誤答を直して次の学びへつなげる
「根毛は根の先端にある」は誤りです。最先端は根冠で、その上に成長する部分があり、根毛はさらに上の成熟した表皮に見られます。
「根はどこでも同じ働きをする」も誤りです。先端を守る部分、長くなる部分、水と接する面積を広げる部分が位置によって分かれています。次のレッスンでは、根毛の細長い形が吸収へどう役立つかを考えます。
自分で確かめよう
確認1:根の最先端を守るつくりは?
根冠です。土の中を伸びる根の先端を保護します。確認2:根毛はなぜ最先端ではなく少し上にある?
先端は土とこすれ、細胞が成長中です。少し上の成熟した表皮から伸びる方が、安定して土壌水と接触できます。確認3:白い綿状のものを根毛と判断する証拠は?
根の一定範囲に並び、拡大すると根の表面から一本一本伸びていることです。位置と連続性を確認します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。