葉の断面を表皮・葉肉・葉脈で地図にしよう
このレッスンの役割
前のセクションでは、茎の道管と師管が維管束として葉へ続くことを学びました。今回は葉を一枚の薄い板ではなく、表皮・葉肉・葉脈・気孔が役割分担する立体的な器官として捉えます。
目標は、断面の位置を「光を受ける・気体を交換する・物質を運ぶ・内部を守る」という働きへ結ぶことです。
知る・理解する
葉の上面と下面は表皮に覆われ、内部を守り、水が失われすぎるのを抑えます。内部の葉肉には葉緑体を多くもつ細胞があり、光合成を行います。細胞の間にはすき間があり、二酸化炭素・酸素・水蒸気が移動します。
葉脈には道管と師管があり、道管は水と無機養分を葉へ運び、師管は葉でつくられた糖を他の器官へ運びます。表皮にある気孔は、葉の内部と外気をつなぎます。
具体例で使う
葉の上面から光が当たる断面で、上表皮のすぐ下に葉緑体の多い細長い細胞が並ぶなら、光を受けやすい位置と光合成の働きが対応します。その下にすき間の多い細胞層があれば、気孔から入った二酸化炭素が内部へ広がりやすいと説明できます。
葉脈を見つけたら、道管から葉肉へ水、葉肉から師管へ糖という物質の出入りも書き込みます。
誤答を直して次の学びへつなげる
「葉は緑色の平らな一枚の細胞」は誤りです。複数の組織が重なり、内部に空間と輸送路があります。
「葉脈は葉を支えるだけ」も不十分です。支えに加え、道管で水を運び、師管で糖を運ぶ輸送の役割があります。
自分で確かめよう
確認1:葉肉の主な働きは?
葉緑体をもち、光合成を行います。細胞間のすき間は気体移動にも関係します。確認2:葉脈を通る二つの物質経路は?
道管が水・無機養分を葉へ運び、師管が葉でできた糖を需要先へ運びます。確認3:表皮と気孔はどのように役割分担する?
表皮は内部を守り水分損失を抑え、気孔は必要な気体や水蒸気の出入り口になります。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。