LESSON 01

葉のつくりと気孔

葉の断面を表皮・葉肉・葉脈で地図にしよう

「葉のつくりと気孔」第1段階。表皮・葉肉・葉脈・気孔を、光・気体・輸送・保護へ結びます。

葉の断面を表皮・葉肉・葉脈で地図にしよう

このレッスンの役割

前のセクションでは、茎の道管と師管が維管束として葉へ続くことを学びました。今回は葉を一枚の薄い板ではなく、表皮・葉肉・葉脈・気孔が役割分担する立体的な器官として捉えます。

目標は、断面の位置を「光を受ける・気体を交換する・物質を運ぶ・内部を守る」という働きへ結ぶことです。

知る・理解する

葉の上面と下面は表皮に覆われ、内部を守り、水が失われすぎるのを抑えます。内部の葉肉には葉緑体を多くもつ細胞があり、光合成を行います。細胞の間にはすき間があり、二酸化炭素・酸素・水蒸気が移動します。

葉脈には道管と師管があり、道管は水と無機養分を葉へ運び、師管は葉でつくられた糖を他の器官へ運びます。表皮にある気孔は、葉の内部と外気をつなぎます。

葉の断面にある表皮・葉肉・葉脈・気孔上表皮の下に葉肉、中央に葉脈、下表皮に気孔があり、光・気体・水・糖の働きを分担する上表皮葉脈下表皮の気孔が外気と内部をつなぐ

具体例で使う

葉の上面から光が当たる断面で、上表皮のすぐ下に葉緑体の多い細長い細胞が並ぶなら、光を受けやすい位置と光合成の働きが対応します。その下にすき間の多い細胞層があれば、気孔から入った二酸化炭素が内部へ広がりやすいと説明できます。

葉脈を見つけたら、道管から葉肉へ水、葉肉から師管へ糖という物質の出入りも書き込みます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「葉は緑色の平らな一枚の細胞」は誤りです。複数の組織が重なり、内部に空間と輸送路があります。

「葉脈は葉を支えるだけ」も不十分です。支えに加え、道管で水を運び、師管で糖を運ぶ輸送の役割があります。

自分で確かめよう

確認1:葉肉の主な働きは?葉緑体をもち、光合成を行います。細胞間のすき間は気体移動にも関係します。
確認2:葉脈を通る二つの物質経路は?道管が水・無機養分を葉へ運び、師管が葉でできた糖を需要先へ運びます。
確認3:表皮と気孔はどのように役割分担する?表皮は内部を守り水分損失を抑え、気孔は必要な気体や水蒸気の出入り口になります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。