未知の気体実験を対照と収支から説明しよう
このレッスンの役割
このセクションの最後に、BTB溶液、気泡、酸素検出、明暗データをまとめて読みます。目標は、測定対象を見分け、対照と正味変化を含む入試記述をつくることです。
知る・理解する
初見資料は次の順で整理します。
- BTB、気体体積、線香のどれで何を調べたか決める。
- 植物あり・なし、明所・暗所の対照を探す。
- 光合成と呼吸を別々の矢印で考える。
- 観測値を二つの働きの差として読む。
- 資料から直接言えない気体や原因を断定しない。
具体例で使う
明所の水草入りBTBは青色、水草なしは緑色、暗所の水草入りは黄色になりました。別に明所の水草から集めた気体で線香が激しく燃えました。
BTB資料から、明所では植物によりCO₂が正味で減り、暗所では呼吸で増えたと考えます。線香の資料から、明所で集めた気体に酸素が多く含まれると考えます。二つを統合して、明所では光合成が呼吸を上回ったと説明できます。
誤答を直して次の学びへつなげる
水草なしの対照を見ずに、光だけでBTB色が変わった可能性を除けません。また、BTBの青色だけから酸素を直接検出したとは言えません。
記述は「対照との違い→直接観察→光合成と呼吸の収支→結論」の順にします。この技能は次の光の強さと光合成のグラフで使います。
自分で確かめよう
確認1:水草なしの対照が必要な理由は?
光や時間など、水草以外の原因で色が変わらないかを確かめるためです。確認2:BTBが青色、線香が再燃した資料は何を別々に示す?
BTBはCO₂の減少側への変化、線香は集めた気体に酸素が多いことを示します。確認3:明所の結果を収支で説明しよう。
光合成によるCO₂取り込みとO₂放出が、呼吸による逆向きの変化を上回ったと説明します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。