気孔と細胞間のすき間で気体の道筋を描こう
このレッスンの役割
前のレッスンで気孔を観察しました。今回は、気孔から葉の内部の細胞間のすき間へ続く気体の道筋を描き、光合成・呼吸・蒸散と結びます。
目標は、二酸化炭素・酸素・水蒸気の向きを、過程と条件に合わせて区別することです。
知る・理解する
気孔の開口部は葉の内部の細胞間のすき間へ続きます。外気の二酸化炭素は気孔から入り、すき間を通って葉肉細胞へ届き、光合成に使われます。光合成で生じた酸素は逆向きに外へ出ます。
葉肉細胞の表面から水が水蒸気となり、細胞間のすき間を通って気孔から外へ出るのが蒸散です。呼吸では酸素を使い二酸化炭素を生じるため、昼夜や光の有無で正味の気体移動は変わります。
具体例で使う
明るい場所では、光合成が呼吸を上回れば、正味では二酸化炭素が入り酸素が出ます。暗所では光合成が止まり呼吸が続くため、正味では酸素が入り二酸化炭素が出ます。
どちらの場合も水蒸気は条件に応じて気孔から出ます。風や湿度、気孔の開き方によって量が変わります。
誤答を直して次の学びへつなげる
「気体は葉脈を通って外へ出る」は誤りです。葉脈は主に水・無機養分・糖の輸送路で、気体は細胞間のすき間と気孔を通ります。
「気孔は一個の穴の細胞」も誤りです。気孔は孔辺細胞に囲まれたすき間で、孔辺細胞が開閉に関わります。
自分で確かめよう
確認1:外気の二酸化炭素はどこを通って葉肉へ届く?
気孔から入り、細胞間のすき間を通って葉肉細胞へ届きます。確認2:蒸散する水蒸気の経路は?
葉肉細胞の表面→細胞間のすき間→気孔→外気です。確認3:暗所での正味の酸素と二酸化炭素の向きは?
呼吸により酸素が入り、二酸化炭素が出ます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。