LESSON 01

葉のつくりと気孔

気孔と細胞間のすき間で気体の道筋を描こう

「葉のつくりと気孔」第3段階。二酸化炭素・酸素・水蒸気の経路を分けて描きます。

気孔と細胞間のすき間で気体の道筋を描こう

このレッスンの役割

前のレッスンで気孔を観察しました。今回は、気孔から葉の内部の細胞間のすき間へ続く気体の道筋を描き、光合成・呼吸・蒸散と結びます。

目標は、二酸化炭素・酸素・水蒸気の向きを、過程と条件に合わせて区別することです。

知る・理解する

気孔の開口部は葉の内部の細胞間のすき間へ続きます。外気の二酸化炭素は気孔から入り、すき間を通って葉肉細胞へ届き、光合成に使われます。光合成で生じた酸素は逆向きに外へ出ます。

葉肉細胞の表面から水が水蒸気となり、細胞間のすき間を通って気孔から外へ出るのが蒸散です。呼吸では酸素を使い二酸化炭素を生じるため、昼夜や光の有無で正味の気体移動は変わります。

気孔から細胞間のすき間を通る三つの気体二酸化炭素は葉肉へ入り、酸素と水蒸気は主に外へ出る経路を示すCO₂ 入るO₂・水蒸気 出る

具体例で使う

明るい場所では、光合成が呼吸を上回れば、正味では二酸化炭素が入り酸素が出ます。暗所では光合成が止まり呼吸が続くため、正味では酸素が入り二酸化炭素が出ます。

どちらの場合も水蒸気は条件に応じて気孔から出ます。風や湿度、気孔の開き方によって量が変わります。

誤答を直して次の学びへつなげる

「気体は葉脈を通って外へ出る」は誤りです。葉脈は主に水・無機養分・糖の輸送路で、気体は細胞間のすき間と気孔を通ります。

「気孔は一個の穴の細胞」も誤りです。気孔は孔辺細胞に囲まれたすき間で、孔辺細胞が開閉に関わります。

自分で確かめよう

確認1:外気の二酸化炭素はどこを通って葉肉へ届く?気孔から入り、細胞間のすき間を通って葉肉細胞へ届きます。
確認2:蒸散する水蒸気の経路は?葉肉細胞の表面→細胞間のすき間→気孔→外気です。
確認3:暗所での正味の酸素と二酸化炭素の向きは?呼吸により酸素が入り、二酸化炭素が出ます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。