光合成と呼吸の気体の出入りを分けよう
このレッスンの役割
前のセクションでは、葉にできたデンプンを光合成の証拠として読みました。今回は気体に注目し、光合成と呼吸を同時に考えます。
目標は、二酸化炭素と酸素の向きを二つの働きで分け、実際に観察される変化を「差」として説明することです。
知る・理解する
光合成では二酸化炭素を取り入れ、酸素を出します。呼吸では酸素を取り入れ、二酸化炭素を出します。植物は明るいときにも呼吸しています。
| 働き | 二酸化炭素 | 酸素 | 光 |
|---|---|---|---|
| 光合成 | 取り入れる | 出す | 必要 |
| 呼吸 | 出す | 取り入れる | 不要・昼夜行う |
明所で光合成が呼吸より盛んなら、全体として二酸化炭素が減り、酸素が増えます。これは二つの働きを合わせた正味の変化です。
具体例で使う
密閉容器の二酸化炭素が明所で100から60へ減ったとします。「植物が呼吸しなかった」のではありません。呼吸で出した量より、光合成で取り入れた量が40多かったと考えます。
暗所では光合成が行われず呼吸だけが続くため、二酸化炭素は増え、酸素は減る方向になります。
誤答を直して次の学びへつなげる
「植物は昼に光合成、夜に呼吸」と完全に分けるのは誤りです。呼吸は昼夜行い、光があると光合成も同時に行われます。
次はBTB溶液を使い、二酸化炭素の正味の増減を色で比べます。
自分で確かめよう
確認1:光合成で減る気体は?
二酸化炭素です。確認2:植物は明所で呼吸を止める?
止めません。明所では光合成と呼吸が同時に行われます。確認3:明所で酸素が増えた意味は?
光合成で出した酸素が、呼吸で使った酸素より多かったという正味の変化です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。