LESSON 01

道管で水を運ぶ

横断面と縦断面から道管の立体的なつながりを読もう

「道管で水を運ぶ」第3段階。横断面の点と縦断面の筋を、同じ連続した管として対応させます。

横断面と縦断面から道管の立体的なつながりを読もう

このレッスンの役割

前のレッスンでは色水で道管を可視化しました。今回は、同じ茎を横に切った像と縦に切った像を対応させ、点や輪に見える部分が縦へ長く続く管であると理解します。

二次元の断面から、道管の三次元的なつながりを頭の中で復元することが目標です。

知る・理解する

ストローの束を横に切ると丸い穴が並び、縦に切ると長い通路に見えます。同じように、茎の横断面では道管が点・丸・輪の一部として見え、縦断面では上下へ伸びる筋や管として見えます。

横断面は「茎のどの位置に道管があるか」、縦断面は「どの方向へどれだけ続くか」を知るのに向いています。二つを合わせて読むと、離れた断面の染色が一本の輸送路でつながることが分かります。

同じ管を横断面と縦断面で見た違い横断面では円、縦断面では長い筋に見える道管を対応させる横断面:丸い断面縦断面:長い管

具体例で使う

横断面で外側に近い位置の青い点をA、中心寄りの点をBとします。縦断面にも外側と中心寄りの青い筋があれば、位置関係をそろえてA・Bを対応させます。色だけでなく、外縁からの距離や隣の組織との関係を使います。

切る角度が斜めなら、横断面の管は真円ではなく楕円に見えます。形が少し違っても、位置と連続性から同じ構造だと判断します。

誤答を直して次の学びへつなげる

「横断面の青い点は、茎の中にある青い粒」は誤りです。縦へ伸びる管を横に切った断面です。

「横断面と縦断面は別の茎のつくりを示す」も誤りです。切る向きが違うため見え方が変わるだけで、同じ立体構造を別方向から見ています。

自分で確かめよう

確認1:横断面で分かりやすい情報は?茎の外側・内側など、道管が断面のどこに配置されるかです。
確認2:縦断面で分かりやすい情報は?道管が茎の上下方向へ長く連続することです。
確認3:斜めに切って楕円に見える管をどう判断する?円形だけを基準にせず、外縁からの距離、周囲との位置関係、別断面との連続性を使います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。