植物は昼に呼吸しないという誤解を直そう
このレッスンの役割
ここまでの実験とデータを使い、植物の気体について起こりやすい誤解を直します。目標は、観察した色や気泡を、光合成・呼吸・正味変化のどこまで示す証拠か分類することです。
知る・理解する
植物の細胞は生命活動のエネルギーを得るため、昼夜を通して呼吸します。明所では光合成も行われ、光合成の気体変化が呼吸より大きいと、外からはCO₂を取り入れO₂を出しているように見えます。
| 誤解 | 直す証拠 |
|---|---|
| 昼は呼吸しない | 明所でも呼吸と光合成が同時に進む |
| BTBの青色は酸素の証拠 | BTBはCO₂に伴う液性を示す |
| 気泡は検査なしで酸素 | 線香などで性質を確かめる |
| 気泡数=正確な体積 | 気泡の大きさがそろわない |
具体例で使う
明所のBTB溶液が青色へ変わりました。正しい説明は「呼吸が止まった」ではなく、「光合成によるCO₂の取り込みが、呼吸による放出を上回った」です。
暗所で黄色へ変わったなら、光合成が行われず、呼吸でCO₂が増えたと考えます。
誤答を直して次の学びへつなげる
一つの観察で二つの気体を同時に直接証明しません。BTBはCO₂、水上置換と線香はO₂というように、測定法と対象を対応させます。
迷ったときは「何を直接測ったか」「二つの働きのどちらが大きいか」へ戻ります。次は複数資料を統合します。
自分で確かめよう
確認1:植物が呼吸する時間帯は?
昼夜を通して呼吸します。確認2:明所でCO₂が減ったとき、呼吸は止まった?
止まっていません。光合成の取り込みが呼吸の放出を上回りました。確認3:BTBと線香はそれぞれ何を調べる?
BTBはCO₂に伴う変化、線香は集めた気体が燃焼を助ける酸素かを調べます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。