ヨウ素液の色を位置と条件に対応させよう
このレッスンの役割
前のレッスンで、葉を脱色してヨウ素液の反応を見やすくしました。今回は結果を「色」だけで終わらせず、葉の位置、光の条件、デンプンの有無へ対応させます。
目標は、観察事実と考察を分け、比較から光が必要だと一文で記述することです。
知る・理解する
観察記録には、どの位置が何色になったかを書きます。その後、ヨウ素液の性質を使ってデンプンの有無へ読み替えます。最後に、光以外をそろえた比較から光合成との関係を考えます。
| 葉の部分 | 光 | 観察した色 | デンプン | 考えられること |
|---|---|---|---|---|
| 覆わなかった部分 | あり | 青紫色 | あり | 実験中に光合成が行われた |
| 覆った部分 | なし | 黄褐色 | 検出されない | 光なしではデンプンができなかった |
具体例で使う
入試記述では、次の三段階を一文につなげます。
「同じ葉の光を当てた部分だけが青紫色になり、デンプンが検出されたので、光合成には光が必要であると考えられる。」
「青紫色になった」は観察です。「デンプンがある」はヨウ素反応にもとづく判断です。「光が必要」は、同じ葉で光の有無だけを変えた比較からの考察です。
誤答を直して次の学びへつなげる
「青紫色は葉緑素の色」は誤りです。葉緑素は脱色で除かれ、青紫色はヨウ素液とデンプンの反応です。
「覆った部分には昔からデンプンが一度もなかった」とも言えません。暗所処理で開始時のデンプンを減らし、実験中に新しくできたかを比べています。次は、予想どおりの色にならない場合に操作を逆算して診断します。
自分で確かめよう
確認1:「青紫色になった」は観察と考察のどちら?
観察です。そこからデンプンがあると判断します。確認2:光が必要だと考えるための比較は?
光以外をそろえた同じ葉の露光部と遮光部を比べます。確認3:入試記述を条件・結果・結論の順で言おう。
光を当てた部分だけが青紫色になりデンプンが検出されたので、光合成には光が必要だと考えられます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。