LESSON 01

デンプンを確かめる実験

ヨウ素液の色を位置と条件に対応させよう

「デンプンを確かめる実験」第4段階。葉の位置・光条件・反応色を対応させ、考察を書きます。

ヨウ素液の色を位置と条件に対応させよう

このレッスンの役割

前のレッスンで、葉を脱色してヨウ素液の反応を見やすくしました。今回は結果を「色」だけで終わらせず、葉の位置、光の条件、デンプンの有無へ対応させます。

目標は、観察事実と考察を分け、比較から光が必要だと一文で記述することです。

知る・理解する

観察記録には、どの位置が何色になったかを書きます。その後、ヨウ素液の性質を使ってデンプンの有無へ読み替えます。最後に、光以外をそろえた比較から光合成との関係を考えます。

葉の部分 観察した色 デンプン 考えられること
覆わなかった部分 あり 青紫色 あり 実験中に光合成が行われた
覆った部分 なし 黄褐色 検出されない 光なしではデンプンができなかった

葉の位置とヨウ素反応を対応させる一枚の葉の露光部は青紫色、遮光部は黄褐色で、位置を条件表へ対応させる露光部青紫色遮光部黄褐色デンプンあり検出されない

具体例で使う

入試記述では、次の三段階を一文につなげます。

「同じ葉の光を当てた部分だけが青紫色になり、デンプンが検出されたので、光合成には光が必要であると考えられる。」

「青紫色になった」は観察です。「デンプンがある」はヨウ素反応にもとづく判断です。「光が必要」は、同じ葉で光の有無だけを変えた比較からの考察です。

誤答を直して次の学びへつなげる

「青紫色は葉緑素の色」は誤りです。葉緑素は脱色で除かれ、青紫色はヨウ素液とデンプンの反応です。

「覆った部分には昔からデンプンが一度もなかった」とも言えません。暗所処理で開始時のデンプンを減らし、実験中に新しくできたかを比べています。次は、予想どおりの色にならない場合に操作を逆算して診断します。

自分で確かめよう

確認1:「青紫色になった」は観察と考察のどちら?観察です。そこからデンプンがあると判断します。
確認2:光が必要だと考えるための比較は?光以外をそろえた同じ葉の露光部と遮光部を比べます。
確認3:入試記述を条件・結果・結論の順で言おう。光を当てた部分だけが青紫色になりデンプンが検出されたので、光合成には光が必要だと考えられます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。