二酸化炭素を除く対照実験を組み立てよう
このレッスンの役割
光が必要かを同じ葉で比べた次は、二酸化炭素が必要かを確かめます。目標は、二酸化炭素だけが異なる二つの容器をつくり、結果を因果で説明することです。
知る・理解する
暗所でデンプンを減らした植物を二つの透明な容器へ入れ、どちらにも光を当てます。Aには二酸化炭素を吸収する水酸化ナトリウム水溶液などを入れ、Bには同量の水を入れます。
| 条件 | A | B |
|---|---|---|
| 光 | あり | あり |
| 植物・時間・温度 | 同じ | 同じ |
| 容器内 | 二酸化炭素を除く | 二酸化炭素あり |
| 予想 | デンプン反応なし | デンプン反応あり |
Bは、密閉したことや液体を置いたこと自体の影響を比べる対照です。Aだけ反応しなければ、二酸化炭素が光合成に必要だと考えられます。
具体例で使う
Aの葉は黄褐色のまま、Bの葉は青紫色になったとします。記述は「AはBと光や植物などをそろえ、二酸化炭素だけを除いたところデンプンができなかったので、光合成には二酸化炭素が必要である」とします。
吸収剤は植物へ養分を与えるためではありません。二酸化炭素を除くためです。また危険な薬品は直接触れず、先生の指示に従います。
誤答を直して次の学びへつなげる
「密閉容器には初めから二酸化炭素がない」は誤りです。空気には二酸化炭素が含まれます。吸収剤を入れる操作に意味があります。
「AとBで違う液体を入れたから公平でない」と考えるときは、液体の役割を見ます。二酸化炭素を除く操作が調べたい条件であり、水を置くBが液体を置く操作の対照です。次は水と葉緑体の役割を資料で確かめます。
自分で確かめよう
確認1:Bに水を入れる目的は?
液体を置くことや密閉することをそろえ、二酸化炭素を除いた影響と比べるためです。確認2:Aだけデンプン反応がなければ何が言える?
二酸化炭素を除いたこと以外をそろえた範囲で、二酸化炭素が光合成に必要だと考えられます。確認3:吸収剤の役割は?
容器内の二酸化炭素を吸収して減らすことです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。