LESSON 01

光合成に必要なもの

二酸化炭素を除く対照実験を組み立てよう

「光合成に必要なもの」第3段階。二酸化炭素だけを除く対照実験から必要性を判断します。

二酸化炭素を除く対照実験を組み立てよう

このレッスンの役割

光が必要かを同じ葉で比べた次は、二酸化炭素が必要かを確かめます。目標は、二酸化炭素だけが異なる二つの容器をつくり、結果を因果で説明することです。

知る・理解する

暗所でデンプンを減らした植物を二つの透明な容器へ入れ、どちらにも光を当てます。Aには二酸化炭素を吸収する水酸化ナトリウム水溶液などを入れ、Bには同量の水を入れます。

条件 A B
あり あり
植物・時間・温度 同じ 同じ
容器内 二酸化炭素を除く 二酸化炭素あり
予想 デンプン反応なし デンプン反応あり

Bは、密閉したことや液体を置いたこと自体の影響を比べる対照です。Aだけ反応しなければ、二酸化炭素が光合成に必要だと考えられます。

二酸化炭素を除く容器と対照容器同じ植物を二容器に入れ、一方だけ二酸化炭素吸収剤を置くA:吸収剤B:水(対照)

具体例で使う

Aの葉は黄褐色のまま、Bの葉は青紫色になったとします。記述は「AはBと光や植物などをそろえ、二酸化炭素だけを除いたところデンプンができなかったので、光合成には二酸化炭素が必要である」とします。

吸収剤は植物へ養分を与えるためではありません。二酸化炭素を除くためです。また危険な薬品は直接触れず、先生の指示に従います。

誤答を直して次の学びへつなげる

「密閉容器には初めから二酸化炭素がない」は誤りです。空気には二酸化炭素が含まれます。吸収剤を入れる操作に意味があります。

「AとBで違う液体を入れたから公平でない」と考えるときは、液体の役割を見ます。二酸化炭素を除く操作が調べたい条件であり、水を置くBが液体を置く操作の対照です。次は水と葉緑体の役割を資料で確かめます。

自分で確かめよう

確認1:Bに水を入れる目的は?液体を置くことや密閉することをそろえ、二酸化炭素を除いた影響と比べるためです。
確認2:Aだけデンプン反応がなければ何が言える?二酸化炭素を除いたこと以外をそろえた範囲で、二酸化炭素が光合成に必要だと考えられます。
確認3:吸収剤の役割は?容器内の二酸化炭素を吸収して減らすことです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。