LESSON 01

光合成に必要なもの

遮光した葉で光が必要か確かめよう

「光合成に必要なもの」第2段階。同じ葉の露光部と遮光部を比べ、光の必要性を確かめます。

遮光した葉で光が必要か確かめよう

このレッスンの役割

前のレッスンで、光は光合成のエネルギーだと整理しました。今回は、同じ葉の一部だけを遮光し、光が必要かを確かめる実験の論理を学びます。

ここでは実験の比較に集中します。脱色やヨウ素液の操作は、次のセクションで詳しく扱います。

知る・理解する

実験前の植物を一晩ほど暗所に置き、葉に蓄えられていたデンプンを減らします。その後、葉の一部をアルミニウムはくなどで表裏から覆い、光を当てます。同じ葉の露光部と遮光部なら、葉の種類や成長状態をそろえやすく、主な違いを光の有無にできます。

光を当てた部分だけがヨウ素液で青紫色になれば、その部分で新しくデンプンができたと判断し、光が光合成に必要だと考えます。

一枚の葉の露光部と遮光部を比べる葉の中央を遮光し、光を当てた後、露光部だけにデンプン反応が出る遮光同じ葉で光の有無だけを比べる

具体例で使う

実験前に暗所へ置かなかった場合、遮光部にも実験前からのデンプンが残り、青紫色になる可能性があります。すると実験中に光合成でできたのか区別できません。

また、別々の葉を使うより同じ葉の二部分を比べる方が、葉の年齢や大きさなどの差を小さくできます。覆いは表裏から行い、すき間から光が入らないようにします。

誤答を直して次の学びへつなげる

「遮光部でデンプンが消えたから、暗闇がデンプンを壊した」とは限りません。事前にデンプンを減らし、その後に露光部だけで新しくできたかを調べる実験です。

また、この比較で直接確かめられるのは光の必要性です。二酸化炭素や水の必要性まで一度に証明したことにはなりません。次は二酸化炭素だけを除く対照実験を考えます。

自分で確かめよう

確認1:実験前に暗所へ置く目的は?葉に蓄えられていたデンプンを減らし、実験中に新しくできたものを区別するためです。
確認2:同じ葉の露光部と遮光部を比べる利点は?葉の種類や年齢などをそろえ、主な違いを光の有無にできることです。
確認3:露光部だけ青紫色なら何が言える?調べた条件では光が当たった部分でデンプンができ、光が光合成に必要だと考えられます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。