植物総合の誤答を根拠・条件・用語から診断しよう
このレッスンの役割
前のレッスンで表・グラフ・計算を解きました。今回は、答え合わせで終わらず、自分の誤答がどの種類か診断して直します。
目標は、誤りを知識・条件・計算・因果の四つに分け、次の問題で再発しない修正を行うことです。
知る・理解する
典型的な誤答には四つの型があります。
| 誤答の型 | 例 | 修正する問い |
|---|---|---|
| 知識 | 道管が養分を運ぶ | どの物質を運ぶ構造か |
| 条件 | 明所の値を光合成だけとみなす | 同時に呼吸していないか |
| 計算 | 2時間の値を1時間の値として使う | 単位と基準はそろったか |
| 因果 | 差があるから風が原因だと断定 | ほかの条件はそろっているか |
誤答は全文を書き直す前に、誤りの最小部分を見つけます。「道管」を「師管」に変えるだけでよいのか、条件を一文加えるのか、式から直すのかを判断します。
具体例で使う
誤答「明所でCO₂が減ったので、植物は呼吸していない」を診断します。光合成と呼吸の知識は一部使えていますが、昼も呼吸するという条件を落としています。
正しくは「明所でも呼吸は行われるが、光合成によるCO₂吸収量が呼吸による放出量を上回ったため、正味でCO₂が減った」です。見かけの結果だけで内部の反応を0にしないことが修正点です。
誤答を直して次の学びへつなげる
用語が一つ入っていれば説明になるわけではありません。「気孔があるから」だけでは、何がどう変化したか不足します。「気孔がふさがれ、水蒸気の出口が減ったため、蒸散量が減った」と因果を完成させます。
また、答えを暗記するだけでは装置が変わると再び誤ります。次は初見の複合問題で、証拠を鎖のようにつないで解き切ります。
自分で確かめよう
確認1:誤答の四つの型は?
知識、条件、計算、因果です。確認2:「差が出たから原因が証明された」は何の誤り?
ほかの条件がそろっているかを確認していない因果の誤りです。確認3:よい誤答直しで残すものは?
正しく考えられていた部分は残し、誤りの最小部分を特定して修正します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。