光合成の材料・条件・場所・生成物を分けよう
このレッスンの役割
前のセクションでは、蒸散によって水が葉まで運ばれる流れを学びました。ここからは、その水が葉でどのように使われるかを考えます。
目標は、光合成の「材料」「必要な条件」「行われる場所」「できるもの」を混同せず、一つの物質の流れとして説明することです。
知る・理解する
光合成では、二酸化炭素と水を材料にして養分がつくられ、酸素ができます。光のエネルギーが必要で、主に葉の細胞にある葉緑体で行われます。
| 分類 | 内容 | 入り方・働き |
|---|---|---|
| 材料 | 二酸化炭素 | 気孔から葉へ入る |
| 材料 | 水 | 根毛から吸収され、道管で葉へ届く |
| 条件 | 光 | 反応を進めるエネルギーを与える |
| 場所 | 葉緑体 | 光合成が行われる |
| できるもの | 養分・酸素 | 養分は利用・貯蔵され、酸素は外へも出る |
具体例で使う
水だけを与えた植物が成長して重くなったとき、増えた分がすべて土や水そのものだとは言えません。空気中の二酸化炭素と根からの水を材料にして養分をつくり、その養分から体をつくる物質が生じます。
式を言葉で表すなら「二酸化炭素+水 ―光・葉緑体→ 養分+酸素」です。光は矢印の上に置き、材料として左辺へ入れないのがポイントです。
誤答を直して次の学びへつなげる
「植物は光を吸って体の材料にする」は不正確です。光は物質ではなく、反応を進めるエネルギーです。「酸素を使って光合成する」も逆で、酸素は光合成でできるものです。
ただし植物は呼吸では酸素を使います。同じ植物でも、光合成と呼吸は別の働きです。次は、光が必要だと比較実験で確かめます。
自分で確かめよう
確認1:光合成の二つの材料は?
二酸化炭素と水です。確認2:光は材料ではなく何?
光合成を進めるためのエネルギーです。確認3:根から吸った水はどこを通って葉へ届く?
根毛から吸収され、主に道管を通って葉へ届きます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。