未知の茎断面から植物群と輸送路を説明しよう
このレッスンの役割
このセクションの最終レッスンです。未知の茎について、断面全体、一個の維管束の拡大、色水実験、葉や根の特徴を統合します。
完成の目安は、植物群を分類する根拠と、道管・師管を同定する根拠を混ぜずに説明することです。
知る・理解する
初見資料は次の順に読みます。
- 茎の横断面か、中心と外縁が写るかを確認する。
- 複数の維管束が輪状か散在かを読む。
- 一束を拡大し、中心側・外側を決める。
- 色水で染まった部分を水の通路候補にする。
- 葉脈・根の特徴が同じ分類を支えるか確かめる。
- 配置の例外や不鮮明な範囲を残す。
具体例で使う
資料Aでは維管束が茎全体に散在し、葉脈は平行、根はひげ根です。この三特徴から単子葉類の可能性が高いと判断します。
一束の拡大で、茎中心側の大きな管が色水で染まり、外側は染まりません。染まった中心側は水を運ぶ道管、外側は糖などを運ぶ師管と考えます。分類は全体配置、管の同定は位置と物質が根拠です。
誤答を直して次の学びへつなげる
「一束に道管と師管があるから単子葉類」は誤りです。どちらの植物群にも維管束があります。分類には茎全体の配置を使います。
「色水で染まらない外側には管がない」も誤りです。色水は主に道管を通り、外側には染まらない師管があります。次のセクションでは、葉の断面と気孔へ観察尺度を移します。
自分で確かめよう
確認1:単子葉類と判断する茎の特徴は?
横断面全体で維管束が中心から外側まで散在することです。確認2:色水で染まった中心側の管は?
主に水を運ぶ道管です。外側には師管があります。確認3:分類根拠と管の同定根拠を分けよう。
分類は維管束全体の配置・葉脈・根、管の同定は一束内の位置と運ぶ物質です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。