未知の光合成曲線から制限要因を選ぼう
このレッスンの役割
このセクションの最後に、光・二酸化炭素・温度の条件が異なる初見グラフを読みます。目標は、どの条件を変えると光合成が増えるかを曲線から選び、根拠と限界を述べることです。
知る・理解する
初見資料では次の順で考えます。
- 横軸、縦軸、単位、一定にした条件を確認する。
- 同じ横軸の位置で複数曲線を縦に比べる。
- 曲線の傾きが大きいか、頭打ちかを見る。
- 条件を変えたときに縦軸が増えるなら、その条件が制限要因だったと考える。
- 測定範囲の外や、同時に変えた条件を断定しない。
具体例で使う
点Aが弱光域の急な部分なら、光を強くすることで速さが増えると予想します。点Bが強光域の低CO₂曲線の頭打ち部分で、高CO₂曲線が上にあるなら、光よりCO₂を増やす方が有効です。
記述は「点Bでは光を増やしても曲線がほぼ水平だが、同じ光で高CO₂条件の値が大きいため、CO₂が制限要因と考えられる」とします。
誤答を直して次の学びへつなげる
「光もCO₂も最大にすれば必ず最良」は資料を使っていません。現在地でどの変更が縦軸を増やすかを選びます。また、グラフ外まで同じ傾向が続くとは断定しません。
ここで身につけた正味の変化と条件選択は、次の「植物も呼吸している」で光合成量と呼吸量を分ける土台になります。
自分で確かめよう
確認1:複数曲線を比べるとき、どこをそろえる?
横軸の値をそろえ、同じ光の強さで縦の高さを比べます。確認2:強光で低CO₂曲線が頭打ち、高CO₂曲線が上なら何を増やす?
二酸化炭素を増やすことが有効だと考えます。確認3:グラフの測定範囲外も同じ傾向と断定できる?
できません。資料で確かめた範囲を示して結論を書きます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。