LESSON 01

植物の体と働きの入試総合

入試問題を器官・物質・働きに分解しよう

「植物の体と働きの入試総合」第1段階。長い問題を器官・物質・働き・条件・問いへ分解します。

入試問題を器官・物質・働きに分解しよう

このレッスンの役割

ここは「植物の体と働き」コースの最終セクションです。これまでの知識をもう一度並べるのではなく、長い入試問題から必要な知識を選ぶ練習を始めます。

目標は、問題文を器官・物質・働き・条件・問いへ分解し、解答までの道筋を自分で決めることです。

知る・理解する

植物の総合問題は、次の五つに印を付けると整理できます。

  1. 器官・構造:根毛、道管、師管、葉、気孔など。
  2. 物質:水、無機養分、CO₂、O₂、養分など。
  3. 働き:吸収、運搬、蒸散、光合成、呼吸。
  4. 条件:明暗、温度、湿度、風、時間、葉面積、対照。
  5. 問い:名称、理由、計算、グラフ、実験改善のどれか。

設問が「なぜ」なら、用語だけで終えず、原因から結果まで矢印で結びます。設問が「求めよ」なら、先に単位と基準をそろえます。すべての知識を書くのではなく、問われた関係だけを選びます。

植物の入試問題を五つに分解する器官、物質、働き、条件、問いを抽出して必要な関係だけを解答へつなぐ器官物質働き条件問い必要な関係を選ぶ根拠 → 仕組み → 結論

具体例で使う

「葉の裏にワセリンを塗った枝は、塗らない枝より水の減少が少なかった。理由を答えよ」を分解します。

器官は葉、構造は気孔、物質は水、働きは蒸散、条件は葉の裏をふさいだかどうか、問いは理由です。したがって「葉の裏に多い気孔がワセリンでふさがれ、水蒸気として出る水が減ったため」と答えます。「蒸散したから」だけでは、条件とのつながりが不足します。

誤答を直して次の学びへつなげる

長文を最初から最後まで同じ重さで読むと、条件や問いを見失います。先に設問を読み、何を探すか決めてから本文・図表へ戻ります。

また、知っている用語を全部書くほど正解に近づくわけではありません。次は、抽出した条件と対照が本当に原因を確かめられる設計かを監査します。

自分で確かめよう

確認1:総合問題で最初に印を付ける五つは?器官・構造、物質、働き、条件、問いです。
確認2:「なぜ」に答える基本の形は?資料の根拠から、仕組みを通って、問われた結論へつなぎます。
確認3:葉の裏のワセリン実験で中心となる構造は?葉の裏に多い気孔です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。