LESSON 01

根のつくりと根毛

土の水が根毛から道管へ届く道筋を追おう

「根のつくりと根毛」第3段階。水と無機養分を土壌水から根毛・根の内部・道管へ追います。

土の水が根毛から道管へ届く道筋を追おう

このレッスンの役割

前のレッスンで、根毛が土壌水と接する表面積を広げると理解しました。今回は、土の粒の間にある水と無機養分が、根毛から根の内部を通り、道管へ届くまでを追います。

吸収する場所と、その後に運ぶ通路を混同しないことが目標です。

知る・理解する

無機養分は、土の粒をそのまま取り込むのではなく、水に溶けた状態で吸収されます。土壌水が根毛の細胞へ入り、根の内側の細胞を通って中心部の道管へ届きます。その後、道管を通って茎や葉へ運ばれます。

根毛は入口、道管は長距離を運ぶ通路です。根毛そのものが葉まで続く管ではありません。

土壌水が根毛から根の内部を通って道管へ届く土粒の間の水が根毛へ入り、表皮と内側の細胞を経て中央の道管へ移動する土壌水根毛中心の道管

具体例で使う

根を色水に入れ、時間後に根を横に切ると、中心付近の特定の部分が染まり、さらに茎の道管も染まりました。この結果から、色水は根の表面から入り、中心の道管へ達し、その通路を通って茎へ移動したと考えられます。

一枚の断面だけでは時間の順序は分かりにくいため、5分後・15分後・30分後のように複数時刻で観察すると、外側から中心、さらに上方へ広がる経路を確かめやすくなります。

誤答を直して次の学びへつなげる

「根毛が土の粒を吸い込む」は誤りです。吸収されるのは、土の粒の間にある水と、そこに溶けた無機養分です。

「根毛がそのまま道管になり、葉まで続く」も誤りです。根毛は表皮細胞の突起で入口を広げ、道管は根の中心から茎・葉へ水を運ぶ別の組織です。

自分で確かめよう

確認1:無機養分はどのような状態で吸収される?水に溶けた状態で、土壌水とともに根毛から吸収されます。
確認2:根毛と道管の役割の違いは?根毛は土壌水と接する入口、道管は根の内部から茎・葉へ水を運ぶ通路です。
確認3:色水の移動順を確かめるには何を変えて観察する?観察時刻を変えます。他の条件をそろえ、複数時刻の断面を比べます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。