葉から出た水蒸気が水滴になるまでを説明しよう
このレッスンの役割
前のセクションでは、気孔が葉の内部と外気をつなぐことを学びました。今回は、葉の水が水蒸気となって気孔から出る蒸散と、袋の内側に見える水滴の関係を理解します。
目標は「葉から水滴が出た」ではなく、液体の水→水蒸気→凝結した水滴という状態変化を説明することです。
知る・理解する
道管で葉へ届いた水は葉肉細胞の表面へ移動し、一部が水蒸気になります。水蒸気は細胞間のすき間を通り、主に気孔から外気へ出ます。これが蒸散です。
葉を透明な袋で包むと、外へ出た水蒸気が袋の内側にたまります。袋の表面で冷やされると液体へ戻り、水滴として見えます。気孔から液体のしずくが直接噴き出したのではありません。
具体例で使う
晴れた日に葉のついた枝を乾いた袋で包むと、時間後に袋の内側がくもり、水滴がつきます。袋を付ける前に葉や袋がぬれていないことを確認します。
観察事実は「袋の内側に水滴ができた」です。説明は「葉から出た水蒸気が袋内にたまり、袋の表面で冷やされ凝結した」です。事実と仕組みを分けます。
誤答を直して次の学びへつなげる
「気孔から液体の水が流れ出て袋についた」は誤りです。蒸散では水蒸気として出て、後から袋で液体へ戻ります。
「袋の水滴はすべて葉から出た」とも、対照なしには言えません。袋にもともと付いた水、土や水面からの蒸発を除く必要があります。次は対照実験で由来を確かめます。
自分で確かめよう
確認1:蒸散で気孔から出る水の状態は?
気体の水蒸気です。液体の水滴が直接出るのではありません。確認2:袋の内側で水滴になる変化は?
水蒸気が冷やされて液体へ戻る凝結です。確認3:観察事実と説明を一つずつ言おう。
事実は袋に水滴ができたこと、説明は葉から出た水蒸気が袋で凝結したことです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。