LESSON 01

蒸散は葉から水が出る現象

葉から出た水蒸気が水滴になるまでを説明しよう

「蒸散は葉から水が出る現象」第1段階。葉肉の水が水蒸気となり、袋で凝結するまでを説明します。

葉から出た水蒸気が水滴になるまでを説明しよう

このレッスンの役割

前のセクションでは、気孔が葉の内部と外気をつなぐことを学びました。今回は、葉の水が水蒸気となって気孔から出る蒸散と、袋の内側に見える水滴の関係を理解します。

目標は「葉から水滴が出た」ではなく、液体の水→水蒸気→凝結した水滴という状態変化を説明することです。

知る・理解する

道管で葉へ届いた水は葉肉細胞の表面へ移動し、一部が水蒸気になります。水蒸気は細胞間のすき間を通り、主に気孔から外気へ出ます。これが蒸散です。

葉を透明な袋で包むと、外へ出た水蒸気が袋の内側にたまります。袋の表面で冷やされると液体へ戻り、水滴として見えます。気孔から液体のしずくが直接噴き出したのではありません。

葉の水が水蒸気となり袋で水滴になる道管から葉肉へ届いた水が蒸発し、気孔から出て、袋の内側で凝結する葉肉の水→水蒸気→気孔袋で冷えて水滴

具体例で使う

晴れた日に葉のついた枝を乾いた袋で包むと、時間後に袋の内側がくもり、水滴がつきます。袋を付ける前に葉や袋がぬれていないことを確認します。

観察事実は「袋の内側に水滴ができた」です。説明は「葉から出た水蒸気が袋内にたまり、袋の表面で冷やされ凝結した」です。事実と仕組みを分けます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「気孔から液体の水が流れ出て袋についた」は誤りです。蒸散では水蒸気として出て、後から袋で液体へ戻ります。

「袋の水滴はすべて葉から出た」とも、対照なしには言えません。袋にもともと付いた水、土や水面からの蒸発を除く必要があります。次は対照実験で由来を確かめます。

自分で確かめよう

確認1:蒸散で気孔から出る水の状態は?気体の水蒸気です。液体の水滴が直接出るのではありません。
確認2:袋の内側で水滴になる変化は?水蒸気が冷やされて液体へ戻る凝結です。
確認3:観察事実と説明を一つずつ言おう。事実は袋に水滴ができたこと、説明は葉から出た水蒸気が袋で凝結したことです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。