LESSON 01

気圧差が風を生む

吸う力・風向名・絶対気圧による誤答を直そう

吸う力・風向名・絶対気圧による誤答を、押す力と気圧傾度から修正します。

吸う力・風向名・絶対気圧による誤答を直そう

まず知る:このレッスンの役割と目標

このレッスンは5番目です。風の問題で起きやすい三つの誤答を、どの基準がずれたかまで直します。

  • 低気圧が空気を吸う
  • 東へ進む風を東風と呼ぶ
  • 気圧が高いほど風が強い

理解する:例題で理由を確かめる

風に関する三つの誤答修正吸う力を押す力の差へ、進む向きを吹いてくる向きへ、絶対気圧を気圧差と距離へ直す低圧が吸う→押す力の差東へ=東風→西風西から吹く高圧=強風→差と距離名称・原因・強さの基準を分ける

風向は、風が吹いてくる方角で呼びます。西から東へ吹く風は西風です。矢印の先を名前にするのではありません。

誤答 ずれた基準 修正
低圧が吸う 力の原因 両側から押す力の差
東へ吹くから東風 風向名 吹いてくる西から西風
1030 hPaなら強風 強さ 周囲との差と距離を比較

使う:間違い・誤答を直して練習する

西の地点1020 hPa、東の地点1005 hPaなら基本の力は西から東です。この風の名前は西風です。

「東へ進むので東風」という答案は、進む先と吹いてくる方角を混同しています。出発側へ目印を付けます。

一方、1020 hPaと1019 hPaの差より、1005 hPaと995 hPaの差の方が、距離が同じなら大きい力を生みます。数値の高さそのものではなく差を見ます。

転用する:まとめと次の学びへ

実際の天気図で風が高圧から低圧へ直線的に向かないのは、地球自転や摩擦など他の力も働くためです。基本モデルが間違いなのではなく、モデルへ追加条件が必要です。

次は未知の気圧資料で、基本方向・相対的な強さ・モデルの限界を同時に説明します。

確認1:西から東へ吹く風は何風ですか。西風です。風向は吹いてくる方角で呼びます。
確認2:低気圧が空気を吸う、をどう直しますか。高圧側と低圧側から押す力に差があり、差し引きが低圧側へ向くと直します。
確認3:風の強さを比べるとき、絶対気圧だけを見てよいですか。よくありません。地点間の気圧差と距離を見ます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。