LESSON 01

気象データを時間で追う

複数グラフの軸・変化量・時間差をそろえて読もう

複数グラフの軸・単位・変化量・時間差を確認し、先行・遅行を読み取ります。

複数グラフの軸・変化量・時間差をそろえて読もう

まず知る:このレッスンの役割と目標

このレッスンは4番目です。気温・湿度・気圧・降水量など、単位の異なる複数グラフを同じ時刻で比べます。

最初に横軸の時刻、縦軸の量・単位・目盛り幅を確認します。線の傾きの見た目ではなく、実際にどれだけ変化したかを数値で読みます。

理解する:例題で理由を確かめる

12時から16時に、気圧が1012から1004 hPaへ8 hPa低下し、気温が23から19℃へ4℃低下したとします。グラフ上で気温線の方が急に見えても、単位が違うので傾きの角度は直接比較できません。

異なる縦軸を持つ気温と気圧のグラフ同じ時刻軸で気温と気圧が変化するが、縦軸の単位と目盛りが異なるため傾きの見た目を直接比べない気温(℃)気圧(hPa)角度ではなく数値差と時間差を読む

ある変化が少し先行することもあります。気圧が14時から下がり、降水が16時に始まったなら、2時間のずれを含めて記述します。ピーク時刻が同じとは限りません。

使う:間違い・誤答を直して練習する

湿度が40%から80%へ上がり、気温が20℃から15℃へ下がった場合、見た目の変化量40と5をそのまま比べません。%と℃は異なる量です。

欠測区間を直線で結んだ図では、途中が本当に直線変化したとは限りません。観測された点と推定部分を区別します。

転用する:まとめと次の学びへ

複数グラフは「同時に変わった」「先に変わった」「遅れて変わった」を見つける道具です。因果の確定ではなく、説明候補と追加観測を考えるために使います。

次は相関と因果、軸、欠測による典型誤答をまとめて修正します。

確認1:異なる単位のグラフの傾きを角度だけで比べてよいですか。よくありません。縦軸の単位と目盛りを確認し、数値の変化量を読みます。
確認2:気圧低下が14時、降水開始が16時なら何時間のずれですか。2時間です。先行・遅行を含めて記述します。
確認3:欠測区間を結ぶ線は実測値ですか。いいえ。途中の変化は観測されていないため、推定として扱います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。