未知の温度・水蒸気量資料から飽和と凝結を説明しよう
まず知る
このレッスンの役割と目標
このレッスンは「飽和水蒸気量と温度」6レッスンの最後です。実際量と最大量、曲線、温度モデル、凝結量、誤答修正を統合します。未知の冷却資料で、飽和する温度と凝結量を説明できれば完成です。
資料を見たら、実際量を水平線、飽和水蒸気量を温度曲線として重ねます。二つが交わる温度で飽和し、それより冷えると実際量が最大量を超えた分が凝結します。
理解する
実際量の線と最大量の曲線を重ねる
実際量12.0 g/m³の空気を20℃から冷やします。20℃の最大17.3より少ないので未飽和です。曲線が12.0 g/m³になる約14℃で飽和します。このように、冷やして飽和する温度が次のセクションで学ぶ露点です。
さらに10℃へ冷やすと、最大は9.4 g/m³です。12.0 - 9.4 = 2.6 g/m³ が凝結します。
使う
入試答案へ組み立てる
答案例:
「空気中の実際の水蒸気量12.0 g/m³は、凝結が始まるまでは変わらない。冷却により飽和水蒸気量が小さくなり、約14℃で12.0 g/m³と等しくなって飽和する。10℃では最大9.4 g/m³なので、超えた2.6 g/m³が凝結する。」
資料の目盛りが1℃刻みでなければ、交点を「約14℃」とします。必要以上に細かな値を断定しません。また、容器全体の体積が3 m³なら、凝結する全質量は 2.6 × 3 = 7.8 g です。
| 確認 | この例 |
|---|---|
| 実際量 | 12.0 g/m³ |
| 飽和開始 | 約14℃ |
| 10℃の最大量 | 9.4 g/m³ |
| 1m³あたり凝結量 | 2.6 g/m³ |
転用する
まとめと次へのつながり
初見資料は、軸と単位→実際量の水平線→曲線との交点→冷却後の最大量→超過分、の順で読みます。実際量・最大量・全体質量を混ぜないことが要点です。
次の「露点を測ろう」では、容器を実際に冷やし、最初の水滴が生じた温度から露点と実際の水蒸気量を求めます。
理解チェック
確認1:実際量の水平線と飽和水蒸気量曲線の交点は何を表しますか。
冷却した空気が飽和する温度、つまり露点を表します。確認2:実際量12.0、10℃の最大9.4なら凝結量はいくらですか。
12.0 − 9.4 = 2.6より、2.6 g/m³です。確認3:交点が目盛りの間にあるとき、値を細かく断定してよいですか。
いいえ。資料の精度に合わせて「約」を付け、読める範囲で答えます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。