LESSON 01

飽和水蒸気量と温度

未知の温度・水蒸気量資料から飽和と凝結を説明しよう

「飽和水蒸気量と温度」第6段階。未知の表・曲線・冷却資料から飽和温度、凝結量、資料精度を統合して説明する。

未知の温度・水蒸気量資料から飽和と凝結を説明しよう

まず知る

このレッスンの役割と目標

このレッスンは「飽和水蒸気量と温度」6レッスンの最後です。実際量と最大量、曲線、温度モデル、凝結量、誤答修正を統合します。未知の冷却資料で、飽和する温度と凝結量を説明できれば完成です。

資料を見たら、実際量を水平線、飽和水蒸気量を温度曲線として重ねます。二つが交わる温度で飽和し、それより冷えると実際量が最大量を超えた分が凝結します。

理解する

実際量の線と最大量の曲線を重ねる

実際量12グラム毎立方メートルの空気を冷却する初見グラフ飽和水蒸気量曲線と実際量12の水平線が約14度で交わる。20度では未飽和、約14度で飽和、10度では最大9.4のため2.6が凝結する。51525350℃10℃20℃30℃水蒸気量(g/m³)実際量12.0約14℃で飽和10℃では2.6凝結

実際量12.0 g/m³の空気を20℃から冷やします。20℃の最大17.3より少ないので未飽和です。曲線が12.0 g/m³になる約14℃で飽和します。このように、冷やして飽和する温度が次のセクションで学ぶ露点です。

さらに10℃へ冷やすと、最大は9.4 g/m³です。12.0 - 9.4 = 2.6 g/m³ が凝結します。

使う

入試答案へ組み立てる

答案例:

「空気中の実際の水蒸気量12.0 g/m³は、凝結が始まるまでは変わらない。冷却により飽和水蒸気量が小さくなり、約14℃で12.0 g/m³と等しくなって飽和する。10℃では最大9.4 g/m³なので、超えた2.6 g/m³が凝結する。」

資料の目盛りが1℃刻みでなければ、交点を「約14℃」とします。必要以上に細かな値を断定しません。また、容器全体の体積が3 m³なら、凝結する全質量は 2.6 × 3 = 7.8 g です。

確認 この例
実際量 12.0 g/m³
飽和開始 約14℃
10℃の最大量 9.4 g/m³
1m³あたり凝結量 2.6 g/m³

転用する

まとめと次へのつながり

初見資料は、軸と単位→実際量の水平線→曲線との交点→冷却後の最大量→超過分、の順で読みます。実際量・最大量・全体質量を混ぜないことが要点です。

次の「露点を測ろう」では、容器を実際に冷やし、最初の水滴が生じた温度から露点と実際の水蒸気量を求めます。

理解チェック

確認1:実際量の水平線と飽和水蒸気量曲線の交点は何を表しますか。冷却した空気が飽和する温度、つまり露点を表します。
確認2:実際量12.0、10℃の最大9.4なら凝結量はいくらですか。12.0 − 9.4 = 2.6より、2.6 g/m³です。
確認3:交点が目盛りの間にあるとき、値を細かく断定してよいですか。いいえ。資料の精度に合わせて「約」を付け、読める範囲で答えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。