露点と表から湿度を段階計算しよう
まず知る:このレッスンの役割と目標
このレッスンは4番目です。入試でよく出る「気温と露点から湿度を求める」問題を、二段階に分けて解きます。
- 露点から実際の水蒸気量を求める。
- 現在の気温から最大量を求め、湿度を計算する。
露点と現在気温は役割が違います。露点の表の値は分子、現在気温の表の値は分母になります。
理解する:例題で理由を確かめる
問題:気温25℃、露点15℃の空気があります。表を使い、湿度を整数で求めましょう。
| 温度 | 飽和水蒸気量 |
|---|---|
| 10℃ | 9.4 g/m³ |
| 15℃ | 12.8 g/m³ |
| 20℃ | 17.3 g/m³ |
| 25℃ | 23.1 g/m³ |
段階1:露点15℃では実際量と最大量が等しいので、実際量は12.8 g/m³。
段階2:現在気温25℃の最大量は23.1 g/m³。
段階3:12.8÷23.1×100=約55.4%。整数で約55%。
途中で12.8÷23.1を細かく丸めず、最後に問題の指定へ合わせます。答えに%を付け、100%未満という見通しと合うかも確認します。
使う:間違い・誤答を直して練習する
例題2:気温20℃、露点10℃。
- 露点10℃の値9.4 g/m³が実際量。
- 現在気温20℃の値17.3 g/m³が最大量。
- 9.4÷17.3×100=約54.3%。
- 整数で約54%。
誤った計算17.3÷9.4×100は約184%です。表の大きい数を分子へ置くのではなく、「実際量は最大量の何%か」と日本語で式を読めば逆転を防げます。
転用する:まとめと次の学びへ
同じ露点15℃でも、現在気温が20℃なら湿度は12.8÷17.3×100≒74%、25℃なら約55%です。実際量は同じでも、現在温度が高いほど最大量が大きくなるので湿度は低くなります。
未知の表でも、最初に露点の行へ「実際」、現在気温の行へ「最大」と書き込めば解けます。次は、100%超え・逆割り・温度取り違えを答案から発見して修正します。
確認1:気温25℃、露点15℃では、分子にどの値を使いますか。
露点15℃の飽和水蒸気量12.8 g/m³です。これが実際量になります。確認2:気温20℃、露点10℃の湿度はいくらですか。
9.4÷17.3×100=約54%です。確認3:同じ露点で現在気温だけが高くなると、湿度はどうなりますか。
低くなります。実際量は同じまま、現在気温での最大量が大きくなるためです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。