LESSON 01

気象データを時間で追う

地点・時刻間隔・測定条件をそろえて時系列を作ろう

地点・時刻間隔・器具・単位をそろえ、欠測や条件変更を正しく記録します。

地点・時刻間隔・測定条件をそろえて時系列を作ろう

まず知る:このレッスンの役割と目標

このレッスンは2番目です。時刻順に並べるだけでなく、比較できる条件をそろえた記録を作ります。

同一地点、一定の時刻間隔、同じ器具・設置方法・単位が基本です。器具交換、場所移動、欠測があれば隠さず注記します。

理解する:例題で理由を確かめる

気温を3時間ごとに測る計画なら、9時、12時、15時、18時に同じ場所・同じ温度計で測ります。

時刻 気温 条件メモ
9時 18.2℃ 日陰、同じ高さ
12時 21.8℃ 同条件
15時 欠測 器具点検
18時 17.5℃ 同条件

一定間隔の観測と欠測の記録9時、12時、15時、18時の一定間隔で観測し、15時はゼロではなく欠測として空ける9時 18.2℃12時 21.8℃15時 欠測18時 17.5℃欠測を0℃として結ばない

欠測は0℃ではありません。値が分からないという情報です。15時の前後を直線で結ぶ場合も、実際にその通り変化したと断定せず、欠測区間だと示します。

使う:間違い・誤答を直して練習する

12時まで校庭、15時から屋上で測ったなら、場所変更を注記します。値の急変が天気によるのか場所によるのか区別できないからです。

途中で温度計を交換した場合も、器具差が入り得ます。「条件変更後」という印を付け、変更前後の比較には注意します。

転用する:まとめと次の学びへ

自動観測データでも、機器故障・通信欠損・観測所移転があります。長い時系列ほどメタデータ、つまり測定条件の記録が重要です。

次は整った時系列から急な変化点を見つけ、複数量の前後から天気変化の説明候補を作ります。

確認1:時系列でそろえる主な条件は何ですか。地点、時刻間隔、器具、設置方法、単位です。
確認2:欠測を0として記録してよいですか。よくありません。値が分からないことを欠測として示します。
確認3:途中で観測場所を変えたらどうしますか。変更を注記し、前後の差に場所の影響がある可能性を考えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。