LESSON 01

気象データを時間で追う

相関と因果・軸・欠測による誤答を直そう

相関と因果、軸、欠測、地点混合による誤答を資料条件から修正します。

相関と因果・軸・欠測による誤答を直そう

まず知る:このレッスンの役割と目標

このレッスンは5番目です。時系列資料の誤答を、原因の断定、軸の読み方、欠測、地点混合の四つに分けて直します。

二つの量が似て変化する関係を相関といいます。相関は因果を考える手がかりですが、それだけで「一方が他方を起こした」とは決められません。

理解する:例題で理由を確かめる

時系列の四つの誤答修正同時変化の因果断定、軸無視、欠測ゼロ扱い、異地点混合を資料条件へ戻して修正する相関=原因→候補に留める軸を無視→単位・目盛り欠測=0→不明と記す地点混合→地点をそろえる最初に資料の条件へ戻る

誤答 修正
雨と気温低下が同時だから雨だけが原因 共通の気象現象など別候補も考える
線が急だから変化量が最大 軸・単位・目盛り幅を読む
欠測点は0 値不明として空ける
A地点9時とB地点12時をつなぐ 同一地点の時系列へ分ける

使う:間違い・誤答を直して練習する

気圧低下と風速増加が同時に見えても、気圧低下そのものが唯一の原因とは限りません。気圧傾度、低気圧の接近、地形などを考え、天気図で確かめます。

逆に「因果を確定できないから資料は無意味」でもありません。相関は、調べるべき仕組みや追加資料を選ぶ重要な証拠です。

転用する:まとめと次の学びへ

時系列の説明では「資料で分かる事実」「そこから考えられる説明」「確かめるために必要な資料」の三段階で書くと、断定しすぎを防げます。

次は未知の時系列を用い、変化点・前後関係・説明候補・限界を一つの答案へ統合します。

確認1:二つの量が同時に変化すれば因果を確定できますか。できません。相関は説明候補の手がかりで、仕組みや追加証拠が必要です。
確認2:グラフの線の角度だけで変化量を比べられますか。比べられません。縦軸の単位と目盛りを確認します。
確認3:相関が因果を証明しないなら、相関資料は無意味ですか。無意味ではありません。説明候補と追加調査を選ぶ手がかりになります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。