分子・分母・単位をそろえて湿度の式を組み立てよう
まず知る:このレッスンの役割と目標
このレッスンは2番目です。前回は、湿度が「実際量は最大量の何%か」を表すと理解しました。今回は、文章や表から二つの量を選び、正しい順に式へ置く手順を身につけます。
計算前に、次の二つへ名前を付けます。
- 分子:空気中に実際にある水蒸気量
- 分母:現在の気温での飽和水蒸気量
両方の単位をg/m³にそろえてから割ります。温度の数値を直接割るのではありません。
理解する:例題で理由を確かめる
問題:気温20℃の空気1 m³に水蒸気が10.4 g含まれています。20℃の飽和水蒸気量は17.3 g/m³です。湿度を整数で求めましょう。
- 求める量は湿度(%)。
- 実際量は10.4 g/m³。
- 現在気温20℃での最大量は17.3 g/m³。
- 実際量÷最大量×100へ入れる。
- 10.4÷17.3×100=約60.1。
- 整数で約60%。
分子と分母の単位が同じなので、g/m³は割り算で消え、答えは割合の%になります。10.4÷17.3は1より小さいため、100を掛けた答えは100%未満になるという見通しも持てます。
使う:間違い・誤答を直して練習する
例題:気温25℃、実際量13.9 g/m³、25℃の飽和水蒸気量23.1 g/m³。
13.9÷23.1×100=約60.17…
整数で答えるなら約60%です。途中の13.9÷23.1を0.6と早く丸めても今回は同じですが、問題によって誤差が大きくなります。丸めるのは最後にします。
誤った式23.1÷13.9×100では約166%になります。通常の中学問題で、まだ凝結していない空気の湿度が100%を超えたら、分子と分母を逆にしていないか確認します。
転用する:まとめと次の学びへ
空気2 m³に水蒸気が20 g含まれるとき、実際量は20 g/m³ではありません。1 m³あたりへ直して10 g/m³です。飽和水蒸気量が20 g/m³なら、10÷20×100=50%です。
資料の単位が「空気全体に含まれる質量」と「1 m³あたり」で異なる場合は、体積をそろえる作業が先です。次は、この式を使って、温度だけが変わったときの湿度を予測します。
確認1:湿度の分子に置く量は何ですか。
空気中に実際に含まれる水蒸気量です。確認2:実際量12 g/m³、最大量16 g/m³の湿度を求めてください。
12÷16×100=75%です。確認3:計算結果が150%になりました。最初に何を確認しますか。
実際量を分子、最大量を分母にしたかを確認します。通常の未飽和の空気では実際量は最大量以下です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。