露点から実際の水蒸気量を表・曲線で求めよう
まず知る
このレッスンは4番目です。露点を測って終わりではなく、その温度から空気中の実際の水蒸気量を求めます。使う原理は一つです。
露点では、実際の水蒸気量=露点における飽和水蒸気量
現在の気温ではなく、露点に対応する飽和水蒸気量を表や曲線から読みます。温度の単位℃と、水蒸気量の単位g/m³を混同しないことが大切です。
理解する
気温25℃の部屋で露点を測ると15℃でした。表が次の通りなら、15℃の飽和水蒸気量12.8 g/m³が、この部屋の実際の水蒸気量です。
| 温度 | 飽和水蒸気量 |
|---|---|
| 10℃ | 9.4 g/m³ |
| 15℃ | 12.8 g/m³ |
| 20℃ | 17.3 g/m³ |
| 25℃ | 23.1 g/m³ |
25℃の23.1 g/m³は、その部屋が25℃で含みうる最大量です。実際量ではありません。
読み方は「露点を横軸で探す→曲線まで進む→縦軸の量を読む」です。表なら露点の行を探します。表にちょうどない温度では、問題の指示に従って近い値または読み取り可能な範囲を使い、必要以上に細かな値を断定しません。
使う
例1:気温20℃、露点10℃なら、実際量は10℃の飽和水蒸気量9.4 g/m³です。
例2:気温25℃、露点20℃なら、実際量は17.3 g/m³です。
例3:気温が25℃から30℃へ上がっても、水蒸気の出入りがなければ実際量は変わりません。露点も基本的に変わりません。ただし30℃の飽和水蒸気量は大きくなるため、相対的な湿り具合は下がります。
転用する
次の「湿度を計算しよう」では、実際量÷現在の気温での飽和水蒸気量×100を使います。露点から求めるのは分子の実際量、現在の気温から求めるのは分母の最大量です。この二つの温度を分ければ、湿度計算の最も多い取り違えを防げます。
確認1:気温25℃、露点15℃です。実際量を読むのは何℃の行ですか。
露点である15℃の行です。答えは12.8 g/m³です。確認2:25℃の飽和水蒸気量23.1 g/m³は何を表しますか。
現在の空気が25℃で含みうる最大量です。実際量とは限りません。確認3:露点10℃、気温20℃の空気を25℃に暖めました。水蒸気の出入りがなければ実際量はどうなりますか。
9.4 g/m³のままです。温度を上げただけでは水蒸気そのものは増えません。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。