未知の全天図と時系列から天気の変化を説明しよう
まず知る
このレッスンは「雲量と天気の決め方」6レッスンの出口です。未知の全天図、雲量、雲の特徴、降水記録を組み合わせ、天気の変化を説明します。
複数資料は、次の役割に分けます。
| 資料 | 主にわかること |
|---|---|
| 全天図・全天写真 | その時刻の雲量の見積もり |
| 雲量の時系列 | 快晴・晴れ・曇りの区分変化 |
| 雲形・厚さの記録 | 雲の種類や光の通り方 |
| 降水・霧・雷の記録 | 雲量区分より先に確認する大気現象 |
同じ時刻・地点の資料を結びます。別の時刻の雲量と降水を混ぜると、実際にはなかった天気を作ってしまいます。
理解する
時系列では、雲量が境界値1→2、8→9を越えた時刻と、降水が始まった時刻を分けて読みます。
図では9時が快晴、12時が晴れ、15時が曇りです。18時は雲量10ですが、雨が観測されているので天気は雨です。
雲量が増えたことと、雨が降ったことには時間差があります。「雲量9になった瞬間に雨が始まる」という規則ではありません。雲の種類・厚さ・上昇気流なども関係します。
使う
答案例です。
「9時は雲量1で降水がないため快晴、12時は雲量5で晴れ、15時は雲量9で曇りである。18時は雲量10に加えて降水が観測されたため雨である。雲量は時間とともに増えたが、雲量だけから雨の開始時刻や今後の降水を断定することはできない。」
この答案は、各時刻の条件、区分、変化、限界を分けています。
写真が一方向だけなら、「北側の写真では約9割が雲」と範囲を限定し、全天の雲量や天気区分は保留します。
転用する
初見資料を解く順番です。
- 地点・時刻・視野範囲をそろえる。
- 全天図から雲量を見積もる。
- 雨・雪・霧・雷などの記録を確認する。
- それらがなければ0〜1、2〜8、9〜10で区分する。
- 時系列の変化点を境界値で示す。
- 雲量だけでは予測できないことを明記する。
このセクションで、雲量の意味、観測手順、雲形・厚さとの区別、天気判定、誤答修正を統合しました。次の「気圧と大気の重さ」では、目に見えない空気が面を押す圧力を、実験と数値で捉えます。
確認1:雲量5で降水なしなら天気は?
晴れです。雲量2〜8を晴れとします。確認2:雲量10で雨が降っているとき、曇りと答える?
答えません。降水現象があるため天気は雨です。確認3:雲量が1→5→9と増えた。次に必ず雨が降ると言える?
言えません。雲量だけでは雲の種類・厚さ・上昇気流などが不足し、降水を断定できません。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。