LESSON 01

一日の気温変化

一日の気温曲線から最高・最低・変化点を読もう

「一日の気温変化」第1段階。気温曲線の軸・単位を確認し、最高・最低・上昇・低下・変化点を観測事実として読み取る。

一日の気温曲線から最高・最低・変化点を読もう

まず知る

このレッスンの役割と目標

このレッスンは「一日の気温変化」6レッスンの1番目です。前のセクションで使った「軸・単位・条件を確認する」読み方を、時刻と気温のグラフへ使います。ここでは原因を先に決めず、曲線から最高・最低・上昇・低下を観測事実として正確に読むことが目標です。

横軸は時刻、縦軸は気温です。点の高さはその時刻の気温を表します。右へ進むほど時刻が後になり、線が右上がりなら気温上昇、右下がりなら気温低下です。

理解する

曲線のどこを見るか

一日の気温曲線と最高・最低・変化点6時12度、9時17度、12時23度、14時25度、18時20度、22時16度を結んだ曲線。14時が最高、6時が最低で、12時を過ぎても14時まで上昇する。101520256時9時12時14時18時22時気温(℃)最高 25℃・14時最低 12℃・6時上昇低下

このグラフから直接言えることは、6時の12℃が最低、14時の25℃が最高で、6時から14時までは上昇し、その後は低下したことです。正午の12時では23℃で、その後も2℃上がっています。

点と点の間は観測していない場合があります。線で結ばれていても、途中のすべての値を測ったとは限りません。「13時は必ず24℃」ではなく、「12時から14時の間に上昇した」と、資料が示す範囲で表現します。

使う

表から読み、間違いを直す

時刻 6時 9時 12時 14時 18時 22時
気温 12℃ 17℃ 23℃ 25℃ 20℃ 16℃

最高気温と最低気温の差は 25 - 12 = 13℃ です。この差を日較差といいますが、詳しい比較は4番目のレッスンで扱います。

よくある間違いは、太陽が最も高く見える正午を、グラフを読まず最高時刻にすることです。今は原因を説明する段階ではありません。まず実際の最高点を探し、時刻と値をセットで答えます。

読み取りは次の順に行います。

  1. 横軸・縦軸・単位を確認する。
  2. 最も高い点と低い点を探す。
  3. 上昇から低下へ変わる地点を探す。
  4. 観測点と、その間の推定を区別する。

転用する

まとめと次へのつながり

未知のグラフでも、形の印象だけで「暑い日」「寒い日」と決めず、時刻と数値を根拠にします。同じ形でも縦軸の目盛りが違えば変化量は異なります。二つの曲線を比べる前には、軸と単位が同じかを確認します。

次は、信頼できる気温曲線を自分で作るため、同じ場所・高さ・器具・測定間隔で連続観測する方法を学びます。

理解チェック

確認1:この例の最高気温と時刻は何ですか。14時の25℃です。最高点の高さと、その点の横軸をセットで読みます。
確認2:12時が23℃、14時が25℃なら、13時は必ず24℃ですか。必ずとは言えません。13時を測っていなければ、12時から14時の間に上昇したことまでが確実です。
確認3:最高時刻を正午と決めてからグラフを見る方法の問題は何ですか。予想を観測事実より優先してしまいます。まずグラフの最高点を読み、理由は後のレッスンで説明します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。