一日の気温曲線から最高・最低・変化点を読もう
まず知る
このレッスンの役割と目標
このレッスンは「一日の気温変化」6レッスンの1番目です。前のセクションで使った「軸・単位・条件を確認する」読み方を、時刻と気温のグラフへ使います。ここでは原因を先に決めず、曲線から最高・最低・上昇・低下を観測事実として正確に読むことが目標です。
横軸は時刻、縦軸は気温です。点の高さはその時刻の気温を表します。右へ進むほど時刻が後になり、線が右上がりなら気温上昇、右下がりなら気温低下です。
理解する
曲線のどこを見るか
このグラフから直接言えることは、6時の12℃が最低、14時の25℃が最高で、6時から14時までは上昇し、その後は低下したことです。正午の12時では23℃で、その後も2℃上がっています。
点と点の間は観測していない場合があります。線で結ばれていても、途中のすべての値を測ったとは限りません。「13時は必ず24℃」ではなく、「12時から14時の間に上昇した」と、資料が示す範囲で表現します。
使う
表から読み、間違いを直す
| 時刻 | 6時 | 9時 | 12時 | 14時 | 18時 | 22時 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 気温 | 12℃ | 17℃ | 23℃ | 25℃ | 20℃ | 16℃ |
最高気温と最低気温の差は 25 - 12 = 13℃ です。この差を日較差といいますが、詳しい比較は4番目のレッスンで扱います。
よくある間違いは、太陽が最も高く見える正午を、グラフを読まず最高時刻にすることです。今は原因を説明する段階ではありません。まず実際の最高点を探し、時刻と値をセットで答えます。
読み取りは次の順に行います。
- 横軸・縦軸・単位を確認する。
- 最も高い点と低い点を探す。
- 上昇から低下へ変わる地点を探す。
- 観測点と、その間の推定を区別する。
転用する
まとめと次へのつながり
未知のグラフでも、形の印象だけで「暑い日」「寒い日」と決めず、時刻と数値を根拠にします。同じ形でも縦軸の目盛りが違えば変化量は異なります。二つの曲線を比べる前には、軸と単位が同じかを確認します。
次は、信頼できる気温曲線を自分で作るため、同じ場所・高さ・器具・測定間隔で連続観測する方法を学びます。
理解チェック
確認1:この例の最高気温と時刻は何ですか。
14時の25℃です。最高点の高さと、その点の横軸をセットで読みます。確認2:12時が23℃、14時が25℃なら、13時は必ず24℃ですか。
必ずとは言えません。13時を測っていなければ、12時から14時の間に上昇したことまでが確実です。確認3:最高時刻を正午と決めてからグラフを見る方法の問題は何ですか。
予想を観測事実より優先してしまいます。まずグラフの最高点を読み、理由は後のレッスンで説明します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。