LESSON 01

地層と化石を時間順に並べる

離れた地層を鍵層と化石で対比して年代順を作ろう

「地層と化石を時間順に並べる」第4段階。鍵層で離れた地層を同じ時間軸へそろえます。

離れた地層を鍵層と化石で対比して年代順を作ろう

このレッスンの役割

このレッスンは「地層と化石を時間順に並べる」6レッスンの4番目です。前のレッスンでは、一地点の不整合から出来事を並べました。ここでは、離れた地点の柱状図を同じ時間軸へそろえます。

完成の目安は、火山灰などの鍵層を基準に二つの柱状図を対応させ、化石の位置を鍵層より前・同時期・後へ並べられることです。

知る・理解する

離れた地点では、現在の標高や柱状図の紙面上の高さを直接比べません。短い時間に広い範囲へ積もった火山灰層など、特徴が一致する鍵層を探します。

鍵層を同じ高さへそろえれば、その下は鍵層より古く、上は新しいと比較できます。岩石の種類が同じだけでは、別の時代に同じ環境でできた可能性があり、必ず同じ層とは限りません。

火山灰の鍵層で二地点の柱状図を対応させる地点PとQの柱状図で同じ火山灰層を横線で結び、Pの化石Aが鍵層より下、Qの化石Bが上なのでAが古いと判断する。紙面の高さではなく、同じ時点をそろえる地点P地点Q化石A化石B同じ火山灰鍵層Aは鍵層より古く、Bは鍵層より新しい

二本の柱状図で地層の厚さが違っても、堆積量や侵食の違いで説明できます。厚さが同じであることより、鍵層の特徴と上下関係を優先します。

具体例で使う

地点Pでは化石Aの20cm上に白い火山灰層、地点Qでは白い火山灰層の50cm上に化石Bがあります。火山灰層が同じ噴火でできた鍵層なら、Aは噴火前、Bは噴火後です。したがってAの方が古いと判断できます。

地点Qの火山灰層がPより低い標高にあっても年代関係は変わりません。現在の高さは隆起や侵食で変化するからです。

誤答を直して次の学びへつなげる

「同じ砂岩だから同年代」は、岩種だけで対応づけています。鍵層や化石など複数の特徴が必要です。

「柱状図の同じ高さにある層は同年代」は、図の配置を時間と混同しています。鍵層を基準に上下を比べます。

次は、現在の標高、再堆積した化石、不整合を含む誤答を直し、条件つきで新旧を判断します。

自分で確かめよう

確認1:離れた地層の対比に適した層は?短時間に広範囲へ積もり、特徴が明確な火山灰層などの鍵層です。
確認2:鍵層より下と上の化石ではどちらが古い?地層が乱されていなければ、鍵層より下の化石が古いです。
確認3:同じ岩石なら必ず同じ年代?いいえ。同じ環境で別の時代にも同じ岩石ができます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。