離れた地層を鍵層と化石で対比して年代順を作ろう
このレッスンの役割
このレッスンは「地層と化石を時間順に並べる」6レッスンの4番目です。前のレッスンでは、一地点の不整合から出来事を並べました。ここでは、離れた地点の柱状図を同じ時間軸へそろえます。
完成の目安は、火山灰などの鍵層を基準に二つの柱状図を対応させ、化石の位置を鍵層より前・同時期・後へ並べられることです。
知る・理解する
離れた地点では、現在の標高や柱状図の紙面上の高さを直接比べません。短い時間に広い範囲へ積もった火山灰層など、特徴が一致する鍵層を探します。
鍵層を同じ高さへそろえれば、その下は鍵層より古く、上は新しいと比較できます。岩石の種類が同じだけでは、別の時代に同じ環境でできた可能性があり、必ず同じ層とは限りません。
二本の柱状図で地層の厚さが違っても、堆積量や侵食の違いで説明できます。厚さが同じであることより、鍵層の特徴と上下関係を優先します。
具体例で使う
地点Pでは化石Aの20cm上に白い火山灰層、地点Qでは白い火山灰層の50cm上に化石Bがあります。火山灰層が同じ噴火でできた鍵層なら、Aは噴火前、Bは噴火後です。したがってAの方が古いと判断できます。
地点Qの火山灰層がPより低い標高にあっても年代関係は変わりません。現在の高さは隆起や侵食で変化するからです。
誤答を直して次の学びへつなげる
「同じ砂岩だから同年代」は、岩種だけで対応づけています。鍵層や化石など複数の特徴が必要です。
「柱状図の同じ高さにある層は同年代」は、図の配置を時間と混同しています。鍵層を基準に上下を比べます。
次は、現在の標高、再堆積した化石、不整合を含む誤答を直し、条件つきで新旧を判断します。
自分で確かめよう
確認1:離れた地層の対比に適した層は?
短時間に広範囲へ積もり、特徴が明確な火山灰層などの鍵層です。確認2:鍵層より下と上の化石ではどちらが古い?
地層が乱されていなければ、鍵層より下の化石が古いです。確認3:同じ岩石なら必ず同じ年代?
いいえ。同じ環境で別の時代にも同じ岩石ができます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。