骨の形ではなく位置とつながりを対応させよう
このレッスンの役割
このレッスンは「相同器官という証拠」6レッスンの2番目です。前のレッスンで、異なる前肢に共通する「一本→二本→多数」を見つけました。ここでは、未知の骨格でも対応する骨を見つける手順を身につけます。
完成の目安は、図の向きと体側を確認し、関節をたどって同じ位置の骨を対応させ、長さや太さだけで判断しないことです。
知る・理解する
相同器官を比べるときは、次の順に見ます。
- どちらが体側・肩側かを確認する。
- 体側に接する最初の一本の骨を見つける。
- 次の関節から二本に分かれる部分を見つける。
- 手首に当たる小骨と、指に当たる骨を追う。
- 骨の数、位置、つながる順序を比べる。
骨の長さや太さは、歩く、泳ぐ、飛ぶなどの働きに応じて大きく変わります。対応の決め手は、絶対的な形ではなく、周りの骨との位置関係です。
比較図の縮尺が違う場合もあります。大きく描かれた骨を同じ骨と決めず、体側から順にたどります。
具体例で使う
動物Aでは短く太い一本の骨の先に二本があり、動物Bでは長く細い一本の骨の先に二本があります。表面の形は違いますが、どちらも肩側→一本→二本→手首という順です。
まず一本の骨どうし、次に二本の内側・外側の位置を対応させます。動物Bの二本のうち長い方を、動物Aの最も長い骨へ直接合わせるのは誤りです。骨全体の長さではなく、関節の前後を基準にします。
誤答を直して次の学びへつなげる
「最も長い骨どうしが同じ骨」は、長さだけで対応させています。働きによって長さは変わるため、位置と関節を優先します。
「図の左側にある骨どうしが同じ」は、描かれた向きを無視しています。まず体側がどちらかを確認します。
次は、対応する基本構造がなぜ共通祖先の証拠になるのかを、枝分かれのモデルで説明します。
自分で確かめよう
確認1:対応する骨を探す最初の確認は?
図のどちらが体側・肩側かを確認します。確認2:骨の対応で長さより優先するものは?
骨の数、位置、関節でつながる順序です。確認3:縮尺の違う図を比べるときの注意は?
見かけの大きさを直接比べず、体側からの配置とつながりを比べます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。