LESSON 01

生物の進化の入試総合

誤答の原因を特定して戻る学習を選ぼう

「生物の進化の入試総合」第5段階。誤答原因を技能別に診断し復習先を選びます。

誤答の原因を特定して戻る学習を選ぼう

このレッスンの役割

このレッスンは「生物の進化の入試総合」6レッスンの5番目です。ここまでに、技能選択、資料整理、横断説明、混合計算を行いました。ここでは、間違えた結果だけでなく、最初に判断がずれた場所を特定します。

完成の目安は、誤答を読解・資料・概念・計算・記述のどこで起きたか分類し、復習すべき前セクションを一つ選べることです。

知る・理解する

「不注意だった」で終えると、同じ誤りを繰り返します。誤答の最初の分岐点を探します。

誤答の型 戻る学習
読解 比較期間や求める量を誤る 資料考察の設問分解
資料 軸・凡例・地層の新旧を誤る グラフ・化石の読み方
概念 個体が必要に応じて変化すると書く 自然選択・目的論修正
計算 分母や%・ポイントを誤る 割合・平均繁殖数
記述 値はあるが因果がない 結論・根拠・仕組み・限界

誤答の最初の原因を診断する解答過程を設問、資料、概念、計算、記述の五段階に分け、最初に誤った段階へ戻る。全部やり直さず、最初にずれた技能へ戻る設問資料概念計算記述最初の誤りへ戻る後の計算が合っていても、概念がずれれば結論は誤る

たとえば割合計算は正しいのに、「必要になったので個体が変化した」と書いたなら、計算ではなく自然選択の概念へ戻ります。逆に説明は正しくても30%から60%を30%増としたなら、割合計算だけを復習します。

具体例で使う

生徒の解答は「長毛個体は20%から65%へ45%増えた。寒くなったので各個体が毛を伸ばし、その形質を子へ渡した」です。

誤り1は45「ポイント」を45「%」とした計算表現です。誤り2は個体が必要に応じて変化し、その獲得形質を遺伝させたという概念です。

復習先は「割合・増減・平均」と「適応は目的をもって起こらない」です。コース全体を最初から読み直す必要はありません。

誤答を直して次の学びへつなげる

点数だけ見て「進化が全部苦手」と判断すると、弱点が広すぎます。

正答を写すだけでも、どの判断を変えるか分かりません。誤った最初の一文と、直す技能を記録します。

次は、初見の入試資料を自力で解き、正誤だけでなく技能別に自己診断してコースの出口を確認します。

自分で確かめよう

確認1:誤答診断で最初に探すものは?解答過程で最初に判断がずれた段階と、その中心技能です。
確認2:「個体が必要に応じて変化した」はどの型?自然選択と目的論に関する概念の誤りです。
確認3:コース全体を毎回やり直さない理由は?誤答原因に対応する細かな技能へ戻る方が、弱点を正確かつ効率的に修正できるからです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。