LESSON 01

生物の進化の入試総合

設問から使う進化技能を選ぼう

「生物の進化の入試総合」第1段階。設問と資料から必要な進化技能を選びます。

設問から使う進化技能を選ぼう

このレッスンの役割

このレッスンは「生物の進化の入試総合」6レッスンの1番目です。これまでのセクションでは、化石、系統樹、自然選択、絶滅、証拠評価を一つずつ学びました。ここでは、設問と資料を見て、どの技能を使うか自分で選びます。

完成の目安は、設問の動詞と資料形式から必要技能を特定し、解く順番を短くメモできることです。

知る・理解する

入試では「これは自然選択の問題です」と題名が付いていません。設問の動詞が、求める作業の手がかりになります。

設問・資料の手がかり 主に使う技能
地層の上下、化石の出現 時間順と化石記録を読む
分岐点、共通祖先 系統樹をたどる
世代、形質割合、繁殖数 自然選択と集団変化を説明する
環境急変、個体数消失 絶滅までの因果をつなぐ
複数資料で仮説を評価 支持・反証・不足を分ける

設問から使う進化技能を選ぶ中央の設問から、化石、系統樹、自然選択、絶滅、証拠評価の五つの技能へ分岐する選択図。知っている方法ではなく、問われた方法を選ぶ設問の動詞読み取る・求める・説明・評価化石系統樹自然選択絶滅証拠評価

一問で複数技能を使う場合もあります。「化石から分岐順を考え、その後の形質割合の変化を説明せよ」なら、化石の時間順、系統樹、自然選択の順です。

前に学んだばかりの方法を無理に使わないことが大切です。キーワードが「進化」でも、割合だけを求める小問なら計算が中心です。

具体例で使う

設問は「資料1の地層と資料2の系統樹から、AとBの関係を述べ、環境変化後に形質Xが増えた理由を資料3の繁殖数を用いて説明せよ」です。

必要技能は三つです。資料1で化石の時系列を確認し、資料2で最も新しい共通祖先をたどり、資料3で形質別の平均繁殖数と世代割合をつなぎます。

解答メモは「時間順→分岐点→繁殖差→遺伝→割合変化」とします。この見通しがあれば、資料を読む途中で目的を見失いません。

誤答を直して次の学びへつなげる

「進化の問題だから自然選択を書く」は、共通祖先を問う小問には合いません。

すべての資料を最初から細かく読むのも時間を使います。設問に必要な資料から読みます。

次は、選んだ資料を時間・系統・集団の三層へ整理し、互いの役割を混同しないようにします。

自分で確かめよう

確認1:「最も新しい共通祖先」を問うとき使う技能は?系統樹の二本の枝を根元へたどり、最初に合流する分岐点を探す技能です。
確認2:形質割合の世代変化を説明するのに必要な要素は?遺伝する個体差、形質別の生存・繁殖差、世代ごとの割合変化です。
確認3:複合問題の解答メモに書くことは?各小問で使う技能と、それを使う順番です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。