共通点と相違点を混ぜる誤答を直そう
このレッスンの役割
「植物細胞と動物細胞の共通点」6本の5本目です。比較表を作れるようになったので、細胞壁と細胞膜、葉緑体と核などを混同する誤答を修正します。
今日のゴールは、構造を「両方」「植物側」「観察条件で不明」の三つへ分類し、誤答の最初のずれを説明することです。
知る・理解する
典型誤答1「細胞壁は両方の外側にある」。動物細胞の外側は細胞膜であり、細胞壁はありません。名前に「細胞」がつくため混同しやすい誤りです。
典型誤答2「葉緑体は植物細胞と動物細胞の共通点」。葉緑体は動物細胞にはなく、植物でも部位によって見えません。
典型誤答3「液胞は動物細胞にも同じ大きさである」。中学校の比較では、大きく目立つ液胞を植物細胞の特徴として扱います。
例題で使う・転用する
生徒Aは「植物と動物はどちらも細胞壁で形を保ち、核で光合成する」と書きました。
最初のずれは、共通する外側の構造を細胞壁とした点です。共通するのは細胞膜です。また光合成の場は核ではなく葉緑体で、動物細胞にはありません。修正文は「どちらも細胞膜・細胞質・核をもち、植物細胞にはさらに細胞壁や葉緑体が見られる」です。
よくある間違いを直す
「共通点を一つ答えよ」で植物側の特徴を書かないよう、問題の動詞と比較する集合を確認します。
「すべて」「必ず」という語がある答案では、部位や観察条件に例外がないか確かめます。
理解チェックと次の一歩
確認1:細胞壁と細胞膜のうち、両方にあるのは?
細胞膜です。細胞壁は植物細胞の外側にある特徴です。確認2:葉緑体は共通構造?
いいえ。動物細胞にはなく、植物でも光合成を主に行わない部位では目立ちません。確認3:誤答を直す最初の作業は?
各構造を「両方」「植物側」「観察条件で不明」のどこへ入れるべきか確認します。共通点と相違点を混ぜる誤答を修正できました。最後は未知の二つの像を比較し、共通構造を根拠付きで説明します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。