細菌・気泡・汚れを動物細胞と区別しよう
このレッスンの役割
「動物細胞を観察しよう」6本の5本目です。口内試料には上皮細胞だけでなく、小さな細菌、粘液、気泡、染色液の粒、レンズの汚れが混じることがあります。ここでは「見えた点」を分類します。
今日のゴールは、大きさ・境界・核との対応・プレパラートを動かしたときの動きから、動物細胞、核、細菌、気泡、汚れを区別することです。
知る・理解する
動物の上皮細胞は、口内細菌よりはるかに大きく、細胞膜で囲まれた細胞質と核の対応を見つけられます。細菌は非常に小さな点や短い棒のように見えますが、この観察だけで細菌の種類までは決められません。
気泡は丸く太い縁をもち、内部に核との対応がありません。レンズの汚れは、プレパラートを動かしても試料と同じ向きへ動きません。
例題で使う・転用する
視野には不規則な大きな形が6個あり、それぞれに濃い楕円が一つあります。その間に小点が多数あります。
大きな形は上皮細胞、内部の楕円は核と考えられます。小点は細菌や染色液の粒などの可能性があります。小点に細胞膜・細胞質・核の対応を確認できないので、動物細胞の核とはまとめません。
よくある間違いを直す
「口の中から取ったものは全部動物細胞」は誤りです。試料の由来ではなく、像の大きさと構造を確かめます。
「小点が多数あるから核が多数ある」も誤りです。核なら、一つの細胞の内側に対応して位置します。
理解チェックと次の一歩
確認1:核と小さな点を区別する中心の手がかりは?
核は一つの細胞の境界の内側にあり、多くの細胞で同じ対応が見られます。確認2:気泡の特徴は?
円形に近く、縁が太く、内部に細胞構造の対応がありません。確認3:レンズの汚れを確かめる方法は?
プレパラートを動かし、点が試料と一緒に動くかを確認します。混ざった像から動物細胞と核を選び分けられました。最後は未知の動物細胞像を、根拠と観察限界を示して説明します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。