同じ観点で二つの細胞像を比べよう
このレッスンの役割
「植物細胞と動物細胞の共通点」6本の1本目です。前の二つのセクションで、植物細胞と動物細胞を別々に観察しました。ここからは二つの記録を同じ表へ置き、共通する基本を見つけます。
今日のゴールは、倍率・染色・試料部位を確かめてから、境界・内部・核という同じ観点で二つの像を比較することです。形だけを見比べず、比較条件をそろえます。
知る・理解する
異なる倍率の写真をそのまま比べると、大きさや見える細かさを誤ります。染色した像と無染色の像では、核の見やすさも違います。まず写真の条件を読みます。
比較表には「植物」「動物」の二列と、「両方にある」「片方だけ」の判断を置きます。細胞の外形は相違点ですが、細胞膜で内外が区切られ、細胞質と核があることは共通点です。
例題で使う・転用する
写真Aは100倍で無染色、写真Bは400倍で染色済みです。Aで核が見えず、Bで核が見えたとしても、「Aには核がない」と比較できません。倍率と染色条件が違うからです。
共通点を確かめるには、Aも染色して倍率を近づけるか、模式図や複数の観察記録と照合します。観察条件による見え方と、構造の存在を分けます。
よくある間違いを直す
「四角と丸だから、全く違う細胞」は誤りです。外形は違っても、内部の基本構造を同じ観点で探します。
「写真に見えないものは存在しない」と決めず、倍率・染色・焦点・切片の位置を確認します。
理解チェックと次の一歩
確認1:二つの顕微鏡像を比べる前に何を確認する?
倍率、染色の有無、試料を取った部位、焦点やスケールを確認します。確認2:形以外にそろえて見る三つの観点は?
外側の境界、内部の細胞質の広がり、核の位置です。確認3:片方で核が見えないとき、核がないと言える?
すぐには言えません。染色や倍率など観察条件をそろえて確かめます。二つの像を公平に比べる観点を作れました。次は細胞膜・細胞質・核を像の中で一つずつ対応させ、共通点として確定します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。