LESSON 01

植物細胞と動物細胞の共通点

同じ観点で二つの細胞像を比べよう

倍率・染色・試料部位を確認し、植物細胞と動物細胞を境界・内部・核という同じ観点で比較します。

同じ観点で二つの細胞像を比べよう

このレッスンの役割

「植物細胞と動物細胞の共通点」6本の1本目です。前の二つのセクションで、植物細胞と動物細胞を別々に観察しました。ここからは二つの記録を同じ表へ置き、共通する基本を見つけます。

今日のゴールは、倍率・染色・試料部位を確かめてから、境界・内部・核という同じ観点で二つの像を比較することです。形だけを見比べず、比較条件をそろえます。

知る・理解する

異なる倍率の写真をそのまま比べると、大きさや見える細かさを誤ります。染色した像と無染色の像では、核の見やすさも違います。まず写真の条件を読みます。

植物細胞と動物細胞を同じ観点で比べる左の植物細胞と右の動物細胞を、倍率・染色・境界・内部・核という中央の共通観点で比較する図植物細胞の像比較する観点倍率・染色外側の境界内部の広がり核の位置動物細胞の像条件を読む→同じ観点で特徴を拾う→共通点と相違点へ分ける

比較表には「植物」「動物」の二列と、「両方にある」「片方だけ」の判断を置きます。細胞の外形は相違点ですが、細胞膜で内外が区切られ、細胞質と核があることは共通点です。

例題で使う・転用する

写真Aは100倍で無染色、写真Bは400倍で染色済みです。Aで核が見えず、Bで核が見えたとしても、「Aには核がない」と比較できません。倍率と染色条件が違うからです。

共通点を確かめるには、Aも染色して倍率を近づけるか、模式図や複数の観察記録と照合します。観察条件による見え方と、構造の存在を分けます。

よくある間違いを直す

「四角と丸だから、全く違う細胞」は誤りです。外形は違っても、内部の基本構造を同じ観点で探します。

「写真に見えないものは存在しない」と決めず、倍率・染色・焦点・切片の位置を確認します。

理解チェックと次の一歩

確認1:二つの顕微鏡像を比べる前に何を確認する?倍率、染色の有無、試料を取った部位、焦点やスケールを確認します。
確認2:形以外にそろえて見る三つの観点は?外側の境界、内部の細胞質の広がり、核の位置です。
確認3:片方で核が見えないとき、核がないと言える?すぐには言えません。染色や倍率など観察条件をそろえて確かめます。

二つの像を公平に比べる観点を作れました。次は細胞膜・細胞質・核を像の中で一つずつ対応させ、共通点として確定します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。