LESSON 01

動物細胞を観察しよう

細胞膜・細胞質・核を位置関係で見分けよう

動物細胞の細胞膜・細胞質・核を外側から内側への位置関係で整理し、観察像と模式図を結びます。

細胞膜・細胞質・核を位置関係で見分けよう

このレッスンの役割

「動物細胞を観察しよう」6本の3本目です。前のレッスンで、一つの細胞と核を対応させました。ここでは動物細胞の基本である細胞膜・細胞質・核を、外側から内側への位置関係で整理します。

今日のゴールは、観察像と模式図を行き来し、外側の細胞膜、その内側の細胞質、内部の核を指し示して説明することです。

知る・理解する

細胞膜は細胞の内外を分ける薄い境界です。その内側を満たす部分が細胞質で、そこに核があります。動物細胞に細胞壁はありません。

動物細胞の三つの基本構造不規則な形の動物細胞について、外側の細胞膜、内側の細胞質、内部の核をラベルで示す図細胞膜細胞質模式図の形・色・厚さは、構造を見分けるために強調されている

観察像では、細胞膜が模式図ほど太い線には見えません。染色条件によって細胞質はほぼ透明に見え、核だけが目立つ場合もあります。模式図は位置関係を教えるもので、実物の色や縮尺をそのまま表してはいません。

細胞質は「何もない空白」ではありません。細胞の生命活動が行われる内容を含む部分です。この段階では細かな構造名を増やさず、細胞膜の内側で核の周囲にある部分と捉えます。

例題で使う・転用する

模式図で、外側の線A、内側の淡い部分B、濃い楕円Cがあります。Aは細胞膜、Bは細胞質、Cは核です。

顕微鏡像でAに当たる境界が一部しか見えなくても、Cの核を囲む淡い一まとまりを一つの細胞としてたどります。「境界が細いので細胞壁」とは答えません。動物細胞には細胞壁がないからです。

よくある間違いを直す

「細胞膜は細胞壁の薄い版」は誤りです。細胞膜は植物と動物の両方にあり、細胞壁は植物細胞の外側にある別の構造です。

「核以外は空っぽ」も誤りです。核の周りには細胞質があり、細胞の生命活動を支えます。

理解チェックと次の一歩

確認1:動物細胞の外側の境界は?細胞膜です。
確認2:核の周囲で細胞膜の内側にある部分は?細胞質です。
確認3:動物細胞に細胞壁はある?ありません。細胞膜・細胞質・核が中学校で扱う共通の基本構造です。

動物細胞の三つの基本構造を位置で整理できました。次は、細胞壁がないことが像の形や並び方にどう表れるかを読みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。