LESSON 01

波形から音を読み取ろう

音の波形が何を記録した図か読み取ろう

波形を一地点のマイクが時間順に記録した変化として理解し、横軸・縦軸・中心線の意味を区別します。

音の波形が何を記録した図か読み取ろう

このレッスンの役割

前の二つのセクションで、音の大きさは振幅、高さは振動数と関係すると学びました。ここではオシロスコープや音声アプリが表示する波形を読みます。最初に、波形の横軸・縦軸・中心線が何を表し、何を表さないのかを理解します。

知る・理解する

マイクへ音が届くと、マイクの薄い膜が空気の振動に合わせて動きます。装置はその変化を時間順に記録し、線として表示します。これが音の波形です。

  • 横軸:時間が進む向き。
  • 縦軸:マイクが受け取った振動の変化。
  • 中心線:振動による変化がない基準の位置。

音源からマイクへ届いた振動を時間順の波形へ変える流れ左のスピーカーから空気の振動が中央のマイクへ届き、右の画面では横軸時間、縦軸変化の波形として表示される音源マイク横:時間縦:変化

波形は、音が空気中を蛇のような形で進む写真ではありません。一つの場所にあるマイクが、時間とともにどんな変化を受けたかを表すグラフです。横方向は空間の距離ではなく時間です。

具体例で使う

波形の左端が0秒、右端が0.02秒なら、画面はマイクが0.02秒間に受け取った変化を記録しています。線が中心線より上や下へ動くことは、音が上下へ飛んだことではありません。マイクの膜が基準の状態から一方・反対側へ動くような変化を受けたことを表します。

この意味を理解してから、縦方向を使って振幅、横方向を使って周期や振動数を読みます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「波の山が右へ進む様子を横から撮影した図」という説明は誤りです。装置は同じ場所で、時間ごとの変化を記録しています。また、縦軸を音源から進んだ距離と考えると、振幅の意味を誤ります。

次は中心線と縦軸の1目盛りを使い、波形の振幅と音の大きさを読みます。

自分で確かめよう

確認1:音の波形の横軸は何を表しますか。マイクが記録した時間の経過を表します。
確認2:波形は音が空間を進む形の写真ですか。違います。一つの位置のマイクが受け取った振動の変化を時間順に表したグラフです。
確認3:中心線は何を表しますか。振動による変化がない基準の位置を表し、振幅を測る出発点になります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。