LESSON 01

弦の張り方・太さと音

弦の張りと太さを別々の問いに分けよう

張りと太さを別々の問いに分け、強くはじく操作と強く張る状態を区別します。

弦の張りと太さを別々の問いに分けよう

このレッスンの役割

前のセクションでは、同じ弦なら振動部分が短いほど高い音になると学びました。弦の高さには、長さのほかに張り方と太さも関わります。このレッスンでは二つの条件を混ぜず、「張りの問い」と「太さの問い」へ分けます。

知る・理解する

ギターの糸巻きを回すと弦の張りが変わり、音の高さも変化します。また、同じ楽器でも太い弦は低い音、細い弦は高い音に使われます。ただし、二つを同時に変えた観察だけでは、どちらが原因か分かりません。

調べる問いを二つに分けます。

  1. 長さ・太さを同じにして、張りだけを強くすると振動数はどう変わるか。
  2. 長さ・張りを同じにして、太さだけを変えると振動数はどう変わるか。

弦の張りと太さを二つの別々の比較へ分ける図左は同じ太さで弱い張りと強い張りを比較し、右は同じ張りで細い弦と太い弦を比較する問いA:張り弱く張る強く張る問いB:太さ細い弦太い弦一度に変える条件は一つだけ

「強くはじく」と「強く張る」も別です。強くはじく操作は一時的に振幅を大きくします。強く張るとは、弦が静止しているときから両端へ引かれている状態を変えることです。

具体例で使う

弦Aは細く弱く張り、弦Bは太く強く張ったとします。Bが高い音でも、強く張った効果か、太さの違いか、二つの効果の組合せか判断できません。

まず同じ弦へ異なるおもりを付け、張りだけを比べます。次に同じ長さとおもりで太さだけ違う弦を比べます。この二実験に分けると、一つずつ規則を見つけられます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「太い弦ほど強そうだから高い音」という予想は、太さと高さの関係を観察で確かめていません。また、強くはじいた結果を張りが強い実験と呼ばないようにします。

次は同じ一本の弦と長さを使い、おもりで張りだけを変えて振動数を測ります。

自分で確かめよう

確認1:張りの影響を調べるとき、何をそろえますか。弦の材質、太さ、振動部分の長さ、測定位置などをそろえます。
確認2:「強くはじく」と「強く張る」の違いは何ですか。強くはじくのは振動を始める操作で主に振幅を変え、強く張るのは静止時の弦を両端から引く状態を変えます。
確認3:張りと太さが同時に違う二弦だけで、原因を決められますか。決められません。張りだけ、太さだけを変えた比較へ分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。