はじく強さだけを変えて振幅と音を比べよう
このレッスンの役割
前のレッスンで、振幅は中心から片側の端までの距離だと学びました。今回は、同じ弦ではじく強さだけを変え、振幅と受け取る音の大きさを記録します。一つの条件だけを変える比較実験から、関係を説明することが目標です。
知る・理解する
弦を固定し、音センサーと定規または動画撮影を使います。安全のため、弦を顔へ向けず、切れそうな弦を使いません。
実験手順は次の通りです。
- 弦の長さ、太さ、張り方を固定する。
- センサーとカメラの位置を固定する。
- 弱くはじき、中心からの最大の振れと受音値を記録する。
- 同じ場所を強くはじき、同じ量を記録する。
- 各条件を3回ずつ行い、値の傾向を比べる。
具体例で使う
次の平均値が得られたとします。
| はじき方 | 振幅 | 受音値 |
|---|---|---|
| 弱く | 2 mm | 18 |
| 中くらい | 5 mm | 39 |
| 強く | 8 mm | 63 |
振幅が2、5、8 mmと大きくなるにつれ、受音値も18、39、63と大きくなっています。同じ弦と測定条件では、振幅が大きいほど音が大きくなったと考察できます。
誤答を直して次の学びへつなげる
強くはじくときだけ弦を強く張れば、はじく強さと張り方の二条件が変わります。結果の原因を一つに絞れません。また、一回だけの値にははじく位置のずれが含まれるので、複数回の傾向を見ます。
次は、実際の弦の動きを音センサーの波形へ置き換え、縦方向の幅から音の大きさを読み取ります。
自分で確かめよう
確認1:この実験で変える条件は何ですか。
同じ弦をはじく強さだけです。確認2:弦の張り方まで変えると何が問題ですか。
振幅や音の違いが、はじく強さと張り方のどちらによるか判断できなくなります。確認3:振幅が大きい条件で受音値も大きい結果を、どう説明しますか。
同じ音源と測定条件では、振動する物体の振幅が大きいほど、周囲へ伝える振動も大きくなり、音が大きくなったと説明します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。