LESSON 01

音の大きさと振幅

未知の波形と実験から音の大きさを判断しよう

初見の実験表と倍率の異なる波形から実際の振幅を求め、音の大きさを根拠付きで判断します。

未知の波形と実験から音の大きさを判断しよう

このレッスンの役割

「音の大きさと振幅」の仕上げです。初めて見る実験表と波形から、音源・変えた条件・縦軸目盛りを確認し、音の大きさを判断します。振幅を選ぶ理由まで説明し、次の音の高さの学習と混同しないことが目標です。

知る・理解する

初見問題は、次の順で読みます。

  1. 同じ音源を比べているか確認する。
  2. 変えた条件と、そろえた条件を表から読む。
  3. 波形の中心線を見つける。
  4. 縦軸の1目盛りの値を確認する。
  5. 中心線から山または谷までを測る。
  6. 振幅の大きい条件で音が大きいと、根拠とともに答える。

異なる縦軸目盛りをもつ二つの波形の実際の振幅比較画面上は同じ3目盛りでも、波形Pは1目盛り2単位、Qは1目盛り5単位なのでQの実際の振幅が大きい波形P:1目盛り 2単位3目盛り × 2 = 6波形Q:1目盛り 5単位3目盛り × 5 = 15見た目が同じでも、Qの実際の振幅が大きい

具体例で使う

同じスピーカーを同じ距離で測り、条件Pでは電圧を小さく、Qでは大きくしたとします。画面上はどちらも中心線から山まで3目盛りですが、Pは1目盛り2単位、Qは5単位です。

実際の振幅は、Pが3×2=6、Qが3×5=15です。したがってQの振幅が大きく、同じ測定条件ではQの音が大きいと判断します。答えには「山が高く見えたから」ではなく、目盛りを使った値を書きます。

別の資料でQの方が同じ時間内の波の数も多くても、音の大きさを問われたなら使う根拠は縦の振幅です。横方向の違いは、音の高さを調べる次の課題として分けます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「PとQは画面上で同じ高さだから同じ音量」は、縦軸倍率を確認していません。「Qは波が多いから大きい」は、横方向と縦方向を混同しています。初見問題ほど、問われた性質→見る軸→読む値の順へ戻ります。

次の「音の高さと振動数」では、同じ時間に何回振動するかを横方向から読み、音の高低と結びつけます。

自分で確かめよう

確認1:初見の波形で最初に確認する二つのことは何ですか。中心線の位置と、縦軸の1目盛りが表す値や倍率です。
確認2:中心から4目盛り、1目盛り3単位なら振幅はいくつですか。4×3=12単位です。
確認3:音の大きさを問う問題で、波の数を根拠にしないのはなぜですか。音の大きさは縦方向の振幅で判断し、波の数は音の高さに関わる別の性質だからです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。