LESSON 01

弦の長さと音の高さ

弦を短く押さえると音が高くなる問いをつくろう

弦全体ではなく固定点間の振動部分を特定し、長さだけを変えたときの振動数を問います。

弦を短く押さえると音が高くなる問いをつくろう

このレッスンの役割

前のセクションでは、波形の振動数から音の高さを判断しました。ここからは、音源である弦の条件と振動数を結びつけます。最初に、ギターや一弦琴で「実際に振動している長さ」を見つけ、長さだけを変える問いをつくります。

知る・理解する

弦楽器の弦全体が、いつも同じ長さで振動するわけではありません。弦を指や駒で押さえると、その位置が新しい固定点になります。音を出すときに振動するのは、押さえた点と反対側の固定点の間です。

同じ弦を押さえず長く振動させる場合と途中で押さえて短く振動させる場合上段は左右の固定点間80センチが振動し低い音、下段は途中で押さえて40センチだけが振動し高い音になる振動する長さ 80 cm振動する長さ 40 cm赤い押さえ点より左は、今回の振動部分に含めない

同じ弦で、太さと張り方を変えずに比べると、振動する部分が短いほど音は高くなる傾向があります。これは短いほど振動数が大きくなるためです。

具体例で使う

長さ80 cmの弦をはじいた後、中央をしっかり押さえ、押さえ点から固定点まで40 cmをはじきます。短い40 cmの方が高い音になったとします。

ここでの問いは「同じ弦の太さ・材質・張り方をそろえたとき、振動部分の長さを短くすると振動数はどう変わるか」です。単に「短い音はどうなるか」ではなく、何の長さを変えるかを明確にします。

誤答を直して次の学びへつなげる

押さえ点より外側の振動していない部分まで測ると、条件を誤ります。また「弦が短いから音が小さい」は、音の高さと大きさを混同しています。高さは振動数、大きさは振幅で判断します。

次は、振動部分の長さだけを変え、他の条件をそろえる比較実験を計画します。

自分で確かめよう

確認1:弦を途中で押さえたとき、どこからどこまでを測りますか。押さえた固定点から、反対側の駒や固定点までの実際に振動する部分を測ります。
確認2:同じ条件で弦を短くすると、音はどうなりますか。振動数が大きくなり、高い音になります。
確認3:弦の長さと高さを調べる問いで、そろえる条件を二つ挙げましょう。弦の材質、太さ、張り方、はじく位置などから二つ挙げます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。