弦を短く押さえると音が高くなる問いをつくろう
このレッスンの役割
前のセクションでは、波形の振動数から音の高さを判断しました。ここからは、音源である弦の条件と振動数を結びつけます。最初に、ギターや一弦琴で「実際に振動している長さ」を見つけ、長さだけを変える問いをつくります。
知る・理解する
弦楽器の弦全体が、いつも同じ長さで振動するわけではありません。弦を指や駒で押さえると、その位置が新しい固定点になります。音を出すときに振動するのは、押さえた点と反対側の固定点の間です。
同じ弦で、太さと張り方を変えずに比べると、振動する部分が短いほど音は高くなる傾向があります。これは短いほど振動数が大きくなるためです。
具体例で使う
長さ80 cmの弦をはじいた後、中央をしっかり押さえ、押さえ点から固定点まで40 cmをはじきます。短い40 cmの方が高い音になったとします。
ここでの問いは「同じ弦の太さ・材質・張り方をそろえたとき、振動部分の長さを短くすると振動数はどう変わるか」です。単に「短い音はどうなるか」ではなく、何の長さを変えるかを明確にします。
誤答を直して次の学びへつなげる
押さえ点より外側の振動していない部分まで測ると、条件を誤ります。また「弦が短いから音が小さい」は、音の高さと大きさを混同しています。高さは振動数、大きさは振幅で判断します。
次は、振動部分の長さだけを変え、他の条件をそろえる比較実験を計画します。
自分で確かめよう
確認1:弦を途中で押さえたとき、どこからどこまでを測りますか。
押さえた固定点から、反対側の駒や固定点までの実際に振動する部分を測ります。確認2:同じ条件で弦を短くすると、音はどうなりますか。
振動数が大きくなり、高い音になります。確認3:弦の長さと高さを調べる問いで、そろえる条件を二つ挙げましょう。
弦の材質、太さ、張り方、はじく位置などから二つ挙げます。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。