未知の弦装置で高い音になる条件を選ぼう
このレッスンの役割
「弦の長さと音の高さ」の仕上げです。初めて見る複数の弦装置で、実際に振動する固定点間を特定し、長さ以外の条件が同じ候補だけを比べます。どの弦が高い音になるか予測し、波形や振動数で確認します。
知る・理解する
初見装置は次の順で読みます。
- 弦が動けない固定点を二つ探す。
- 固定点間の長さを測る。
- 材質・太さ・張りが同じ候補を選ぶ。
- その中で最も短い振動部分を、高い音の候補とする。
- 波形の振動数で予測を確認する。
具体例で使う
図のAとBは太さとおもりが同じなので、長さの効果を比べられます。Bは30 cmでAの60 cmより短いため、Bの振動数が大きく高い音になると予測します。
Cも30 cmですが太さが違います。長さだけの知識ではBとCのどちらが高いかを確定できません。次のセクションで太さの影響を学んでから判断します。
測定結果がA 220 Hz、B 440 Hzなら、予測と一致します。「Bは短いため周期が短く、振動数が大きくなった」と説明できます。
誤答を直して次の学びへつなげる
図で最も短く見えるCをすぐ選ぶと、太さが異なる条件を見落とします。まず一つの条件だけが違う組を探します。また、装置の枠全体ではなく固定点間を測ります。
次の「弦の張り方・太さと音」では、長さを固定し、張りを強くする場合と弦を太くする場合を別々に調べます。
自分で確かめよう
確認1:初見の弦装置で最初に探すものは何ですか。
弦が動けない二つの固定点と、その間の実際に振動する部分です。確認2:長さの効果を比べられるのはどんな二装置ですか。
弦の材質・太さ・張りが同じで、振動部分の長さだけが違う二装置です。確認3:同じ長さでも太さが違う二弦を、長さの知識だけで比較できますか。
できません。太さの影響を別に調べる必要があります。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。