LESSON 01

弦の長さと音の高さ

未知の弦装置で高い音になる条件を選ぼう

初見装置で固定点間を特定し、太さ・張りが同じ候補から短い弦を選んで振動数と高さを予測します。

未知の弦装置で高い音になる条件を選ぼう

このレッスンの役割

「弦の長さと音の高さ」の仕上げです。初めて見る複数の弦装置で、実際に振動する固定点間を特定し、長さ以外の条件が同じ候補だけを比べます。どの弦が高い音になるか予測し、波形や振動数で確認します。

知る・理解する

初見装置は次の順で読みます。

  1. 弦が動けない固定点を二つ探す。
  2. 固定点間の長さを測る。
  3. 材質・太さ・張りが同じ候補を選ぶ。
  4. その中で最も短い振動部分を、高い音の候補とする。
  5. 波形の振動数で予測を確認する。

三つの弦装置A・B・Cから長さだけが違う候補を比較する図Aは同じ弦と張りで60センチ、Bは同じ条件で30センチ、Cは30センチだが太い弦。長さの効果を比べるのはAとBで、Bが高いA:60 cm細さ1・おもり100gB:30 cm細さ1・おもり100gC:30 cm太さ2・おもり100gAとBは長さだけ違う → 短いBが高いと予測

具体例で使う

図のAとBは太さとおもりが同じなので、長さの効果を比べられます。Bは30 cmでAの60 cmより短いため、Bの振動数が大きく高い音になると予測します。

Cも30 cmですが太さが違います。長さだけの知識ではBとCのどちらが高いかを確定できません。次のセクションで太さの影響を学んでから判断します。

測定結果がA 220 Hz、B 440 Hzなら、予測と一致します。「Bは短いため周期が短く、振動数が大きくなった」と説明できます。

誤答を直して次の学びへつなげる

図で最も短く見えるCをすぐ選ぶと、太さが異なる条件を見落とします。まず一つの条件だけが違う組を探します。また、装置の枠全体ではなく固定点間を測ります。

次の「弦の張り方・太さと音」では、長さを固定し、張りを強くする場合と弦を太くする場合を別々に調べます。

自分で確かめよう

確認1:初見の弦装置で最初に探すものは何ですか。弦が動けない二つの固定点と、その間の実際に振動する部分です。
確認2:長さの効果を比べられるのはどんな二装置ですか。弦の材質・太さ・張りが同じで、振動部分の長さだけが違う二装置です。
確認3:同じ長さでも太さが違う二弦を、長さの知識だけで比較できますか。できません。太さの影響を別に調べる必要があります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。