高い音と低い音で何が違うか問おう
このレッスンの役割
前のセクションでは、振幅が大きいほど音が大きくなることを学びました。今回は音のもう一つの性質である「高さ」を調べます。同じ音源の高い音と低い音を比べ、大きさと混同せず、同じ時間に何回振動するかへ注目する問いをつくります。
知る・理解する
自転車のベルを想像してください。遠くで小さく聞こえてもベルらしい高い音は保たれます。一方、大太鼓は大きく鳴っても低い音です。したがって、大きい音と高い音は別の性質です。
高い音と低い音を波形で比べると、同じ時間の中に入る振動の回数が違います。
- 高い音:同じ時間に振動する回数が多い。
- 低い音:同じ時間に振動する回数が少ない。
図では二つの波形の縦の幅を同じにしてあります。つまり音の大きさは同じ条件にし、横方向の振動回数だけを比べています。
具体例で使う
同じ定規を机から長く出してはじくとゆっくり振動し、低い音が聞こえます。出す長さを短くすると速く振動し、高い音になります。ここで観察したいのは、定規が大きく振れたかではなく、同じ時間に何往復したかです。
問いは「同じ音源で、1秒間の振動回数が多いほど音は高くなるか」とします。何秒測るかを決めないと、回数だけでは公平に比べられません。
誤答を直して次の学びへつなげる
「強くはじいたから高い音」は、振幅と高さを混同しています。強くはじく操作は主に振幅を大きくします。高さを調べるなら、一定時間の振動回数を測ります。
次は、一往復を一回として数え、1秒間の振動回数を「振動数」、単位をHzとして表します。
自分で確かめよう
確認1:音の高さを比べるとき、波形のどこを見ますか。
同じ時間幅に何回の完全な振動が入っているか、横方向を見ます。確認2:大きい音は必ず高い音ですか。
必ずしも高くありません。音の大きさは振幅、高さは一定時間の振動回数と関係する別の性質です。確認3:鳥の小さな高い声と太鼓の大きな低い音は、何を示しますか。
音の大きさと高さを別々に変えられることを示します。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。