音の大きさと振幅の誤解を図から直そう
このレッスンの役割
振幅の定義、比較実験、波形の読み方を学んでも、音の大きさと高さを混同すると判断を誤ります。今回は三つの典型誤答を、中心線・縦軸目盛り・比較条件へ戻って修正します。
知る・理解する
よくある誤解を整理します。
| 誤解 | 混同したこと | 戻って見る場所 |
|---|---|---|
| 大きい音ほど高い | 大きさと高さ | 大きさは振幅 |
| 波の数が多いほど大きい | 横方向と縦方向 | 縦の幅 |
| 山から谷までが振幅 | 全幅と片側の幅 | 中心線から山 |
具体例で使う
波形CとDは同じ縦軸で、中心線から山まで3目盛りです。Dは同じ横幅に波が多く描かれていますが、振幅はどちらも3目盛りです。したがって、同じ測定条件なら音の大きさは同じと判断します。Dの音が高いかどうかは、次のセクションで波の回数から調べます。
波形Aの山から谷までが4目盛り、Bが8目盛りなら、振幅はそれぞれ2目盛りと4目盛りです。Bの振幅はAの2倍です。
誤答を直して次の学びへつなげる
誤答を直す順序は、中心線を引く→片側の縦幅を測る→縦軸目盛りを確認する→同じ条件か確かめる、です。音の高さを問われていないのに、波の数へ注目しないようにします。
次は、実験表と波形が同時に示される初見問題で、どの資料を使って音の大きさを判断するか選びます。
自分で確かめよう
確認1:「波の数が多いので音が大きい」のどこが誤りですか。
音の大きさは波の数ではなく、中心線から山や谷までの縦の振幅で判断します。確認2:山から谷まで6目盛りを振幅6とした答えを直しましょう。
6目盛りは全幅なので、振幅はその半分の3目盛りです。確認3:大きい音と高い音を、声の例で区別しましょう。
低い声を大きく出すことも、高い声を小さく出すこともできるので、別の性質です。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。