LESSON 01

音の大きさと振幅

音の大きさと振幅の誤解を図から直そう

大きさと高さ、波の数と縦幅、全幅と振幅の混同を、中心線と軸へ戻って修正します。

音の大きさと振幅の誤解を図から直そう

このレッスンの役割

振幅の定義、比較実験、波形の読み方を学んでも、音の大きさと高さを混同すると判断を誤ります。今回は三つの典型誤答を、中心線・縦軸目盛り・比較条件へ戻って修正します。

知る・理解する

よくある誤解を整理します。

誤解 混同したこと 戻って見る場所
大きい音ほど高い 大きさと高さ 大きさは振幅
波の数が多いほど大きい 横方向と縦方向 縦の幅
山から谷までが振幅 全幅と片側の幅 中心線から山

振幅と波の数を分けて読む四つの波形縦の幅だけが異なる組と、同じ縦幅で波の数だけが異なる組を示し、音の大きさは縦幅で判断するABBはAより縦幅が大きい → 大きい音CDCとDは縦幅が同じ → 大きさは同じ条件と考える

具体例で使う

波形CとDは同じ縦軸で、中心線から山まで3目盛りです。Dは同じ横幅に波が多く描かれていますが、振幅はどちらも3目盛りです。したがって、同じ測定条件なら音の大きさは同じと判断します。Dの音が高いかどうかは、次のセクションで波の回数から調べます。

波形Aの山から谷までが4目盛り、Bが8目盛りなら、振幅はそれぞれ2目盛りと4目盛りです。Bの振幅はAの2倍です。

誤答を直して次の学びへつなげる

誤答を直す順序は、中心線を引く→片側の縦幅を測る→縦軸目盛りを確認する→同じ条件か確かめる、です。音の高さを問われていないのに、波の数へ注目しないようにします。

次は、実験表と波形が同時に示される初見問題で、どの資料を使って音の大きさを判断するか選びます。

自分で確かめよう

確認1:「波の数が多いので音が大きい」のどこが誤りですか。音の大きさは波の数ではなく、中心線から山や谷までの縦の振幅で判断します。
確認2:山から谷まで6目盛りを振幅6とした答えを直しましょう。6目盛りは全幅なので、振幅はその半分の3目盛りです。
確認3:大きい音と高い音を、声の例で区別しましょう。低い声を大きく出すことも、高い声を小さく出すこともできるので、別の性質です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。