LESSON 01

弦の長さと音の高さ

弦の長さだけを変える比較実験を計画しよう

同じ弦と張りを保ち、駒の位置で振動部分の長さだけを変えて振動数を測る実験を計画します。

弦の長さだけを変える比較実験を計画しよう

このレッスンの役割

前のレッスンで、実際に振動する弦の長さへ注目しました。今回は一弦琴の駒を動かし、長さだけを変える比較実験を設計します。変える条件・そろえる条件・測る量を分け、安全に振動数を記録します。

知る・理解する

一本の同じ弦を両端へ固定し、途中に動かせる駒を置きます。駒と右端の間を振動部分として、長さを60 cm、40 cm、30 cmへ変えます。

種類 実験での内容
変える条件 振動部分の長さ
そろえる条件 材質、太さ、張り、はじく位置・強さ、センサー距離
測る量 波形から求めた振動数Hz

動かせる駒で弦の振動部分の長さだけを変える実験装置同じ弦、同じおもり、同じセンサー位置を保ち、駒の位置だけを動かして60、40、30センチを比較する駒を一つだけ使う同じおもりで張りを保つ音センサー固定駒の位置以外を変えない

弦が切れると危険なので、傷んだ弦を使わず、顔を弦の延長上へ置きません。強く引きすぎず、固定が外れないか教師と確認します。

具体例で使う

生徒Aは60 cmを弱く、30 cmを強くはじきました。生徒Bは、はじく位置と強さをそろえ、同じセンサーで各条件を3回測りました。長さの効果を調べる証拠として適切なのはBです。

ただし、音の高さを測る中心量は振動数なので、はじく強さの小さな違いは主に振幅へ影響します。それでも条件をそろえることで、波形を読み取りやすくし、余計な違いを減らします。

誤答を直して次の学びへつなげる

駒を動かすと同時におもりを変えれば、長さと張りの二条件が変わります。異なる太さの弦へ交換しても同じです。結論を一つの原因へ結びつけるには、長さだけを変えます。

次は、短い弦ほど一回の振動にかかる時間が短くなり、振動数が大きくなる仕組みを模式図で考えます。

自分で確かめよう

確認1:この実験で変える条件は何ですか。二つの固定点の間にある、実際に振動する弦の長さだけです。
確認2:同じおもりを使うのはなぜですか。弦の張り方をなるべく同じに保ち、長さの違いだけを調べるためです。
確認3:音の高さを客観的に記録する量は何ですか。波形から求めた振動数をHzで記録します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。