LESSON 01

同じ音と違う音を比べる

二つの波形を大きさと高さの二軸で比べよう

二つの波形を振幅による大きさと振動数による高さの二段階に分け、倍率を確認して比較します。

二つの波形を大きさと高さの二軸で比べよう

このレッスンの役割

前のセクションでは、一つの波形から振幅と振動数を求めました。ここでは二つ以上の波形を比べます。音の大きさと高さを一度に印象で決めず、振幅を比べる段階と振動数を比べる段階に分けることが目標です。

知る・理解する

二つの波形を比べるときは、次の順序を固定します。

  1. 縦軸・横軸の目盛りと表示時間が同じか確認する。
  2. 中心線から山までの振幅を比べ、音の大きさを判断する。
  3. 同じ時間の振動回数、または振動数を比べ、音の高さを判断する。
  4. 二つの判断を組み合わせて言葉にする。

二つの波形を縦の振幅と横の振動回数の二軸で比べる図波形PとQについて、まず縦の振幅で音の大きさ、次に同じ時間の回数で音の高さを判定するPQ①縦:振幅→大きさ②横:回数→高さ二つの答えを分けてから統合する

図のQはPより縦幅が大きく、同じ時間の振動回数も多いので、「QはPより大きく、かつ高い音」と説明できます。どちらか一方だけ見て「違う音」と終わらせず、何がどう違うかを述べます。

具体例で使う

波形Aの振幅が2単位・振動数が300 Hz、波形Bが2単位・600 Hzなら、大きさは同じでBの方が高い音です。波形Cが4単位・300 Hzなら、Aと高さは同じでCの方が大きい音です。

比較表へ書くと整理できます。

比較 振幅 振動数 結論
AとB 同じ Bが大きい 同じ大きさ、Bが高い
AとC Cが大きい 同じ Cが大きい、同じ高さ

誤答を直して次の学びへつなげる

波形全体の見た目が違うだけで「Bの方が大きく高い」と決めると、振幅または振動数を確認していません。また、二画面の倍率が異なる場合は、目盛り数ではなく実際の値へ直します。

次は振幅が同じで、振動数だけが違う波形を詳しく比べます。

自分で確かめよう

確認1:二つの波形を比べる二つの軸は何ですか。振幅による音の大きさと、振動数による音の高さです。
確認2:振幅3、振動数200 Hzの音と、振幅3、400 Hzの音の違いは?大きさは同じで、400 Hzの音の方が高いです。
確認3:画面の見た目だけで比べてはいけないのはなぜですか。縦横の表示倍率や時間幅が異なる可能性があるため、実際の振幅と振動数へ直す必要があります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。