LESSON 01

月の満ち欠けをモデルで考える

地球の影・月面の明暗・左右の向きの誤答を直そう

照明・観測・時間・視点の四基準から、満ち欠けに関する典型誤答を修正する。

地球の影・月面の明暗・左右の向きの誤答を直そう

満ち欠けは配置・反射・公転を同時に考えるため、図の見方を一つ取り違えるだけで誤答になります。ここでは「照明」「観測」「時間」「視点」の四基準から修正します。

まず知る:誤答を四基準で直す目標

通常の満ち欠けは地球の影ではなく、照らされた半球の見える割合で起こります。また、上から見た配置図の右左と、地上で見る月の明るい右左はそのまま一致するとは限りません。

誤答 ずれた基準 修正
欠けた部分は地球の影 照明 通常は月自身の夜側
月の裏側は永久に暗い 観測 地球から見えにくいだけで昼夜がある
図の右側の月は右が光る 視点 地球から見直して判断

配置図と地球からの視点を切り替える上から見た太陽・地球・月の配置と、地球の観測者が月を見る矢印を分ける地球から見る向き太陽光視点を変えて見える明暗を描き直す

理解する:具体例で影と夜側を確かめる

半月の暗い側は、太陽光が当たっていない月自身の夜側です。地球の影が月に届くのは、太陽―地球―月がほぼ一直線になる月食のときだけです。毎月の連続した満ち欠けを地球の影では説明できません。

また「上弦は必ず絵の右が明るい」と画像だけで暗記すると、図が回転・反転された問題に対応できません。太陽光を描き、地球からの視線へ描き直します。

使う:間違いの最初の原因を確かめる

誤答「配置図の上側に月があるから、空でも上に見える」は、宇宙を上から見た図と地上の空を混同しています。配置図の上下は空の高度ではありません。観測者・方位・時刻を別に与えられて初めて空での位置を判断できます。

理解チェック1:半月の暗い側は地球の影?通常は違います。太陽光が当たっていない月自身の夜側です。
理解チェック2:配置図の右左だけで月面の明るい右左を決められる?決められません。太陽光と地球から見る方向へ視点を切り替えます。

転用する:まとめを初見配置へつなぐ

誤答を四基準へ戻して修正できました。次は向きが回転された初見配置図でも、太陽側を照らし、地球から見える形と次の変化を説明します。

理解チェック3:月の裏側にも昼はある?あります。地球から見えるかどうかと、太陽光が当たるかどうかは別です。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。